新天地

新天地 2023年9月


教化部長 各務 洋行 人にも世界にも大自然にも祝福したことは実現するまで滅びない
 皆様、まだ厳しい残暑が続いていますが、ウクライナと世界の平和の為、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り・新バージョン」を実修下さっています事、厚く御礼申し上げます。 

 そしてこのお盆、台風7号が近畿地方を直撃し豪雨を伴って大きな災害をもたらしました。
 大阪のほぼ真上を通過(8月15日)し「台風の目」の中に入る体験をしましたが、皆さんのところは大丈夫だったでしょうか。

 更に交通網がマヒして新幹線は台風後も暫く通常運転が出来ず、お盆の帰省など大混乱になりました。大自然の力の強大さを感じます。その台風が去った3日後、暴風雨が直撃した宇治で四年ぶりに「宇治盂蘭盆供養大祭」が開催。今回は2日間のみで「自然災害物故者慰霊塔での慰霊祭(8月18日)」と翌日(8月19日)の「本祭」に、生長の家総裁・谷口雅宣先生ご奉祀、生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生ご臨席され、参加人数も近畿200名(大阪80名)限定でしたが、人が集まるとやはり活気が出ます。
 そして先生が登場されると「何とも言えない暖かい清らかな空気」が流れました。

 慰霊祭で先生は参加者の中を拍手で送迎されましたが、皆さんは勿論、先生もとても嬉しそうでした。やはり対面は「ムスビ」の愛の力が働きますね。しかし、年々暑くなるこのお祭り。私は慰霊祭で『大自然讃歌』読誦の先導をしましたが、始まる1時間前からその場で待機し、先導時はかなりの暑さ(緊張も加わり顔が真っ赤にも)。
 こんな事は宇治宝蔵神社が出来た60年前では考えられない事です。そしてこの先どうなってしまうのか。人類が自然から奪う生き方で温暖化が引き起こされ、その奪う生き方は人類同士へ広がり世界紛争、ロシアのウクライナ侵攻へと続いている。ですから大調和した世界平和実現には「自然と調和した生き方」が切に求められる訳です。その求めに応える使命を持って生まれた「青少年」にその使命を体験する「青少年まなびの広場」が開催されました。

 中高生の部(7月23日〜30日)に25名(早朝行事ネット参加のみは12名)、小学生の部(8月6日)に28名(+幼児6名)、合計53名と盛会になりました。
 更に、枚岡山展望台に登った運営や保護者も入れると中高生の部は30名、小学生の部は91名と合計121名になりました。
 推進と運営にご尽力下さいました皆様、誠に有り難うございました。

 展望台まで「フィールドビンゴ」をして大自然を感じながらの約200メートルの登山。ポイント地点で「ウクライナに平和を」と書いた折りツルを手に「両親、先生に感謝」。その感謝の心で次のポイントでは、聴診器で木の鼓動を「ゴー」等と聞いて、そのまま木に感謝「二酸化炭素を吸ってくれて、酸素を出してくれて、私達人間を祝福してくれて有り難うございます」と。
 すると木はとても喜んで人間に愛のシャワーを返す。しかもその喜びは同種の世界の木に伝わり、全世界のその木も愛のシャワーを周囲の人間に出す。こうなると世界の紛争は終わりを告げる、と言うのです。(「樹木たちはこう語る」38頁参照)

 木の人への愛は凄いですね。そして展望台では、祭壇に青少年の折りツルを捧げましたが、他にも白鳩会総連会議出席者70人と栄える会合同支部例会39人の折りツルも捧げ、中央には17名の聖歌隊による「聖歌」と「ウクライナ国歌」を録画、録音したのを「タブレットパソコン」の画面を通して流しました。そして「祈りの間」で愛念を込めた石けん液で、シャボン玉を飛ばすとキラキラ光ってウクライナに向かいました。

 最後はブルーと黄色の用紙でウクライナ国旗を形作り「ウクライナに平和を」と、横田青年会委員長の先導で日本語、英語、ウクライナ語で大唱和。「ああ、みんなの愛念がウクライナに向かっている」とジーンと来たイベントでした。「祝福したことは実現するまで滅びない」(『新版 真理 第2巻 基礎篇』163頁)のですから、青少年のこの祈りは、きっとウクライナに、また登山での世界の樹木にも届いたと思います。

 青少年のこの体験は魂に種蒔かれ、そして芽が出る時期が必ずくる。それが現代に生まれた使命ですから。今回登山が涼しかったこと、展望台の風向きがちょうどウクライナに吹いたこと等、講師会の聖経読誦行のお陰と感謝感謝です。この様子を中井生教会会長がドローンで撮影しています。中高生のは推進用で紹介しましたが、小学生のは今編集中です。この取り組みを、樋上さんがレストラン「ウクライナ・ジャパン」のウクライナ避難民に伝えたところ「気持ちがやさしいです」ととても喜んでくれた。更に淡路島在住の在日ウクライナ人「花村カテリーナ」さん(関西看護医療大学・助教授)にも伝えたところ「動画を楽しみにいています」との返事。それを聞くとこちらも嬉しいです。

 「愛行によって自己拡大した」喜びですね。(『人類同胞大調和六章経』30頁、機関誌8月号12頁参照)ある本部員に推進動画とこの内容の概略を伝えると次のようなコメントが返ってきました。「今までにないことを日本一の大阪教区が行っていることを全国の皆さまが知れば、大いに運動の進展に資するのではと思いました」有り難い言葉で大阪の使命を感じます。
 皆さん、今後はこのような祝福の祈り、愛の祈りを教区で展開したいと考えています。どうそ、よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

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