新天地

新天地 2025年4月


教化部長 各務 洋行 神の子の自覚を深め、国境を越えた「地球社会貢献活動」を
 皆様、真冬のような3月もお彼岸を境にようやく陽気が戻りましたが、世界平和実現の為、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り・新バージョン」を実修し「地球社会貢献活動」を推進下さっています事、厚く御礼申し上げます。

 そんな中、私は健康診断(3月21日)を控え1ヶ月間のダイエットに挑んでいました。自転車に乗らなくなった為か、実はこの1年間で7Kgも太ったのです。密かに3Kg減を目指して、朝食前にラジオ体操、腕立て伏せ10回、腹筋10回、スクワット20回と軽い運動をする。そして夕食は野菜炒めのみ(油無し)にしました。しかしほとんど変化無し。そこで最後の10日間は3食とも玄米にしました(おかず:梅干し・豆腐・ポン酢サラダ)。するとそれまでの努力も相まってか、ぐっと減り始め当日は4Kg減になりました。最後の一滴で片栗粉が透明になるように決して諦めてはいけませんね。V字回復しないようこれからも続けます。

 その取り組み真っ最中の「立教記念日(3月1日)」には、森の中のオフィスから式典のライブ映像を教化部のスクリーンで拝聴後、教化部屋上にて「造化の三神の祠・竣工祭、神霊符奉斎の御祭り」を執り行いました。祠の作成はクラフト倶楽部員(樋上雅一さん・片野實夫さん)はじめ有志の方々の協力で完成し、この佳き日に御祭を行う事が出来たのです。(設置場所は20年前の会館建設当時にお社用地として既に用意) 皆様、誠におめでとうございます。教区に新たな導きが加わったのです。生長の家総裁・谷口雅宣先生は「造化の三神」をお祀りする意義を次の様にお示し下さいました。

 「高御産巣日神と神産巣日神の二柱の御加護と御指導をいただきながら、信仰と生活の両面で “自然と共に伸びる”生き方を実現していこうということです。これにより、私たちの運動もさらに馬力をもって進んでいくに違いありません」(『宗教はなぜ都会を離れるか?』301〜302頁)
 嬉しいことです。「数から質へ」転換するこの時期に運動が馬力をもって進んでいくのですから。またその神と対面する事について『観世音菩薩讃歌』に次の様に示されています。
 「汝らにとり「外界」と見ゆるもの悉く「内界」の反映(うつし)なり。(中略) されど外界に見えたる神霊や菩薩も、内界の汝らの「本性」の鏡像と知らざるべからず」(『観世音菩薩讃歌』77頁)
 つまり、内在する「ムスビの神」が自己に顕れているから、目の前にムスビの神があると言う事になりますね。だから参拝するだけで内在の愛の神が引き出されると言えます。練成会の早朝行事等には参拝する時間を設けますので、是非ご参加下さい。

 実はこの日(3月1日)、元白鳩会連合会長・跡見晶子さんが老衰で御昇天(享年94歳)されました。11時10分、本部式典で総裁・谷口雅宣先生がお話をされている時でした。総裁賞を受賞されていますので総裁と縁があったのでしょうか。また跡見元会長は、この会館建設の募金活動をされた大功労者でもあります。きっと会館屋上のお社用地をつくる計画にも携わっていたものと思われます。更に深い信仰心と経歴で全国22教区へも出講されました。

 私とは2年間の付き合いでしたが思い出は多々あります。講師研修会の最後の使命行進曲ではいつも私の左手をぎゅっぎゅっと握る。練成会の感想発表では、時間オーバーしないように私が目覚まし時計を顔横にかざす。昨年10月は練成講話もして下さいました。そして今年1月の先祖供養祭、最後の行事参加。終了後、教化部玄関先でご子息・跡見総務の車に乗り窓を開けて私と握手をしました。その時、私の手を自分の身体の方にずうっと引っ張り込むのです。「あれー」と思いましたが暫くそのまま、そして「にこっ」と笑って解放してくれました。今思うとこれがお別れの挨拶だった。太陽のような愛の持ち主・跡見元会長。去った日に入れ替わるように教化部に「愛の神様」が祀られた。偶然とは思えません。これからは高き霊界より愛をお注ぎ私達をお導き下さい。本当に有り難うございました。

 さて話は変わりまして、その翌日(3月2日)には、大阪府下市町村主催の「大和川・石川クリーン作戦」に昨年に続き参加しました。(堺会場30名、柏原会場19名) 時折小雨が降るも、支障なくゴミ拾いが出来ました。土手にはプラスティックゴミが絡んでいて、これは人の手でなければ取れません。約1時間でしたが、多くの家族連れや若いグループ(合計で毎年1万人以上)等に「あそこにゴミありますね」「そうですね」と触れ合いながら、同じ目的に向かう一体感を味わいました。
 更に日本語学校に通う若いネパール人女性3人とも話す機会があり、地球をきれいにする事に国境は無いと感じました。多くの方と手を取り合える無償の愛の実践「(地球)社会貢献活動」、生長の家の運動の広がりと可能性を感じます。

 その地球社会貢献活動を推進する大阪教区の質的「運動目標」を設定しました。今後、本部との調整を経て5月上旬には完成予定です。3カ年計画で実現を目指す「努力レベルの目標」とその達成に向けた今年度の「取り組む活動」、そしてそれを実現する「必達レベルの目標」等の設定です。(『“私たちの運動”をつくろう』30〜37頁参照)私のダイエットで言うならば、3Kg減が3カ年の「努力レベルの目標」、それを実現する「体操や食事」が「取り組む活動」、腹筋や玄米食を毎日続けるのが「必達レベルの目標」とでも言えましょうか。

 ではここで運動方針を推進する前提となる「神の子の自覚」について紹介します。
 「生長の家立教の使命であり目的である人類光明化運動の展開は、元来、「人間神の子」の自覚の当然の発動開花のすがたにほかならない。従って、生長の家人各自の信仰内容の如何によって、或はその自覚の広狭深浅によって、立教の使命遂行のための諸方針も諸計画も諸施策も結局は悉く左右されてしまうのである」(『新編 聖光録』80頁)

 つまり運動方針を推進するためには、精進して教えを学び「神の子の自覚」を深める必要があると言う事です。「地球社会貢献活動」が運動の大きな柱ですが、もう1つの柱が「講師教育」です。会員は講師を目指す、講師の方はより上級の講師を目指すことですが、これはつまり「神の子の自覚」を深める事になります。その自覚でもって国境を超えた無償の愛の実践「地球社会貢献活動」を展開する。ムスビの神様が祭られましたから、今その愛が私達に教区に広がっている。更に貢献活動が進む。皆さん、その愛を受けて自覚を深めながら、最後の一滴で片栗粉が透明になるように一歩一歩前進しましょう。

 

 

立教96年 生長の家春季記念日 生長の家総裁法燈継承記念式典
「造化の三神」の祠 竣工祭並美に神霊符奉斎の御祭が執り行われました


 3月1日(土)「立教九十六年生長の家春季記念日・生長の家総裁法燈継承記念式典」が生長の家総裁・谷口雅宣先生、白鳩会総裁・谷口純子先生ご出席のもと「森の中のオフィス」で厳かに開催され、その模様を教化部2階・中道場の大型スクリーンで上映されました。

 その後、教化部屋上で「造化の三神」の祠・竣工祭並びに神霊符奉斎の御祭が執り行われました。
 一昨年に奈良教区の会員所有の山に祠土台の石を取りに行くところから始まり、お社・祠の作成をクラフト倶楽部員(樋上雅一さん・片野實夫さん)はじめ有志の方々の協力のもとに完成し、立教記念の素晴らしき日に竣工祭並びに神霊符奉斎の御祭を執り行うことが出来ました。

「造化の三神」の祠
 また、この祠の場所は住吉大神と伏見稲荷神社をお祭りするために、教化部会館が建設された20年前に作られた用地で、建設当時の先達方の思いが「造化の三神」の祠という形で具現化されました。多くの方の思いがムスビの働きで1つとなり、これからますます大阪教区が発展・繁栄していくと実感できました。

ISO14001