新天地
新天地 2024年11月
教化部長 各務 洋行
善一元の信仰を土台にした“いのちを引き出す”社会貢献活動を
皆様、青空もはえて秋本番、やっと本来の涼しい季節がやって来ましたが、ウクライナや中東をはじめ世界の平和を願い、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り・新バージョン」を実修して下さっています事、厚く御礼申し上げます。
そんな中、5年振りに森の中のオフィス「拡大参議会(10月18日開催)」に行ってきました。
平年より気温が高くスーツも薄手で十分でした。
今年の秋は暑く、近畿地方では9月の平均気温はプラス3.6℃と過去最高の報道。さらに平均気温が3℃上がるとその地域が南に900Km移動と聞いたことがあります。東京なら沖縄の位置になると言うのですから、9月だけに限れば3.6℃上がった大阪はもっと南に移動です。集中豪雨などの自然災害も多発し、特に正月に大地震があった能登半島は豪雨に見舞われ二重の災害となっています。PBSをはじめとした低炭素生活を広める事が急務だと改めて感じました。募金の他、更に災害支援などの取り組みも求められます。
今回、10月20日に、その支援を含めた「社会貢献活動研修会」を開催しました。
大阪市消防局による「救急救命講習」と日本赤十字社によるその歴史と災害救援活動、献血活動についてです。赤十字社による災害救援活動では、能登半島地震での実際の取り組みを画像とともに紹介。現地のスタッフと連携して体育館などの生活スペースの設置、食糧支援、更に帯同したドクターによる医療支援などが紹介されました。
また自分達の食料持参は勿論ですが、簡易トイレも持参は少し驚き。災害支援金の他、赤十字活動への募金紹介もあり少しでもお役に立ちたいと思いました。
献血のお話で、1日13、000人の献血が必要で、特に血小板は保存が4日間しかもたないと言う事を知り、現状が理解できてきました。そこで私は赤十字社の方に質問しました。
質問 :「私は今、66歳ですが献血出来ますでしょうか?」
答え :「出来ません。献血できるのは65歳迄です。ですが5年前に1回でも献血していれば70歳前迄は出来ます」
これを聞いて少し残念な気持ちになりました。
大阪市消防局による「救急救命講習」は、実際の訓練を行いました。人が倒れていた場合どうするか。先ず、本人への呼びかけ、周囲に人がいたら協力を依頼、救急車を呼ぶ、心臓マッサージ、気道の確保(模型で気道を説明)、AED使用の場合などです。心肺停止してたら、心臓マッサージは救急車到着までの約8分間、やり続けなければなりません。簡易心臓を使って皆で実修しましたが、これがきつい。1分間に約120回を救急車到着までの8分間は1人では持たない。なるほど協力者を求める理由がよく分かりました。
最後に「救急入門コース参加証」を頂きましたが、機会があれば次の段階にも進める研修も受けたいと思っています。命を救う上記研修会、今度は「いのちを引きだす練成会(見真会)」です。「1人残らず喜ばせて、感動させて、救って帰す」をモットーに4ヶ月ぶりに今年度3回目の開催(10月11日〜13日)です。菅原講師、草野講師、初登場の跡見晶子講師の講師陣で他教区(奈良…4名、愛知…5名)からも参加があり、毎日150名以上(延べ日数467日、参加者311名、内初参加者30名)と盛会でした。運営とご参加されました皆様、誠に有り難うございました。
今回は2日目午後に、私の前任地・奈良教区より福岡寛和(相愛会副会長)夫妻とお母様を呼んで「私はこうして結婚した」体験談とトークショーを行いました。
福岡さんは林業で家庭の事情から「結婚出来ない」と思い込んでいた。ところが45歳の時、相愛会壮年層勉強会で運命が変わる。座談会で祝福讃嘆行の時、急に「僕は今まで誰にも話したことがない事を話します。母がある日“お前にはさせなくてもよい苦労をかけた。本来なら普通に結婚出来て家族が持てたのに”と云ったのです、この言葉を思い出すたびに本当に辛くなる」と涙ながらに訴えた。林業の経営も苦しくなっていた時の(今は回復)事です。
この時、私は「ああ全部吐き出したね。これでお嫁さんくるよ」と言いました。でも福岡さんは信じられなかった。そしてその半年後、絶対手を付けてはいけないと言う結婚資金で4WDの新車を購入してしまった。結婚に縛られていた感覚が嫌だったのでスッキリした気持になり、気分よく山道を走っていると、突然シカとぶつかった。シカは走り去ったけれど車のフロントはグシャグシャ、まだ買って2週間しか経っておらず、修理代に60万円(保険で)も掛かってしまった。福岡さんは大変落ち込んで、教化部の壮年層勉強会で皆にこの事を話された。「大変だったね」と皆から気の毒がられるも、私だけは「良かったね」と声を掛けました。
福岡さんは驚いて「えっ…」という顔をされていたが、私は「良いことになるよ。奈良ではシカは天の使い。幸運とぶつかったんだからお嫁さんが来るよ。さあ、結婚しよう」と言いました。福岡さんは「はい」返事をされました。実は私には彼に紹介したい同年代の女性がいて、その場で「会う段取り」をつけました。2週間後、2人はめでたく意気投合。本人曰く「実は半年前からスラッと背の高い女性がいいと祈っていましたが、その祈り以上に素晴らしい人でした」と。とんとん拍子に話が進み、10ヶ月後に奈良県教化部で、練成会2日目の午後に両家の親族と練成会参加者200名で盛大に結婚式を挙げました。
私は祭主でその後の画像を交えた進行は楽しいものでした。今回結婚8年を迎えて、この大阪教区練成会(見真会)で体験談の後、その結婚式の画像などをトークショーで紹介。お父様は昨年12月に亡くなられましたが、きっと来ているとお母様の横に「イス」を用意しました。最後に私からお父様に「今日はどうでしたか」とマイクを向けました。この見真会の3日後に奈良から参加の方が、福岡さんのお母様が参加していた地元の誌友会に出講されました。その誌友会で、あの見真会で用意したお父様の席に「お父様が膝と肘をついて座っていた」と霊感のある方が言っていましたと伝えると、お母様は「主人だわ…」と目を真っ赤にされたそうです。やはりきていたのですね。席を用意して良かった。いのちは生き通し。そして「祈りは通じる」。善一元の神様の世界には「不完全は無い」。教えの素晴らしさを思います。
11月17日には「自然の恵みフェスタ」を5年振りに開催します。人と自然が調和したライフスタイルを自他に拡大するのです。オープン食堂をはじめこれも大いなる「社会貢献活動」ですが、生長の家は世間にある取り組みとは根本的に違います。それは地球環境が世界情勢が悪化しているから取り組むのではない。「既に大調和している世界がある」から取り組むのです。救急対応も、災害支援も、献血も「善一元の生き通しの世界」を観じて行う。まさに「いのちを引き出す」のです。何と素晴らしい事か。私達の信仰を土台とした「社会貢献活動」を一層、推進して参りましょう。その為にも練成などで行じて信仰深化をはかる。
きっと、大阪が沖縄の位置から本来の位置に戻ると信じます。
自然の恵みフェスタ2024(11月17日(日))開催のお知らせ
日 時 :11月17日(日)10:30 〜 15:30
会 場 :大阪教化部
ご家族、ご近所の方々をお誘いして是非、皆様でお越し下さい。
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*オープン食堂(11:00〜14:00)
*たこ焼き(2階)
カレー&サラダ(1階・6階)
*スイーツ販売(3階)
・揚げパン
・シフォンケーキ販売 -
*いのちの輝き音楽会
(2階) (13:00〜) -
*クラフト作品展示・販売・ワークショップ(5階)
*生命学園作品展示(2階)
- 6F
- 5F
- 4F
- 3F
- 2F
- 1F/玄関
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食べずに余っている食品を集め
ふーどばんくOSAKAへ寄付 -
*古書店(3階)
*有機野菜販売(玄関) -
*調理の実演(4階)
「喜び・感動・救い」が渦巻く 神性開発 大阪教区・国際平和見真会(10月11日〜13日)が開催されました
1人残らず「喜ばして、感動させて、救って」帰す、をモットーに3日間の見真会を開催。
今回は4ヶ月ぶりとなる3回目の見真会となりました。
毎日150名(延べ日数467日)以上の方が参加され盛会となりました。
特に2日目午後は、奈良教区相愛会副会長の福岡寛和さんご夫妻、お母様をお招きし、
「私はこうして結婚した」と題し体験談(生命の樹の果実※)を話されました。
奈良から4名、愛知から5名など他教区からの参加もあり、「1人残らず救って帰す」のモットーの広がりを感じました。
〈※生命の樹の果実〉真理は種、体験はそれから生長した生命の樹の果実(『明窓浄机』発展篇48頁)
1日目 感謝の日(10月11日)
いつも、入り口で参加者を礼拝する小田惠造 練成主任
跡見晶子さんも合掌して応対(拝み合いの世界現出)
先祖供養祭では10,059柱の霊牌が招霊されました。
2日目 浄心の日(10月12日)
讃嘆して初めて礼拝が完成する班別讃嘆行
懺悔せざるものの罪は消えず。神様の火で浄化される浄心行。「懺悔の神示」の実践です。
3日目 新生の日(10月13日)
祈られる側も、祈る人側も共に救われる、祈り合いの神想観、36名の方が前に出られて祈りを受けられました。(祈り合いの神想観)→(救い合いの神想観:各務談) 喜び・感動・救い
が渦巻く
体験談と
トークショー
福岡さんは結婚は出来ないと、かたくなに思っていました。ところが新車が神の使いの鹿とぶつかる事により、運命が開かれたことを楽しくお話されました。その後は教化部長によるトークショーで深堀り。福岡さんは母の愛念に涙ぐむ場面もあり、涙、笑い、感動の時間となりました。最後に教化部長より、鹿を大切にしてほしいと、奈良公園の鹿せんべいが贈呈されました。
テンポ良く明るく体験談を語る福岡寛和さんと熱心に聞き入る受講者
参加者の質問に答えて下さる、お母様。隣には、今まで家族を支え続けて下さった亡きお父様の椅子をご用意しました。
の椅子
結婚式の画像を見た後、各務教化部長とのトークショーでは、鹿とぶつかってから結婚に至るまでの感動的なお話や、奥様からは「予想以上の夫だった」と話されるなど、秘話が紹介されました。
トークショーナビゲーター(ルールル)
徹子の部屋風に登場した吉村和代さん
見真会参加者の喜びの声ご紹介
- 会場に入った途端、心が喜ぶような感覚があり、参加出来たことを嬉しく思いました。
- 参加させて頂く度に、受付した瞬間に高級霊が付いて下さること、又、罪は教えに触れて、神のことを知るためにあり、中身を受け取ったら、つつみ(罪)はもうないと言うご指導は、心が解放され、感謝の思いです。
- 祈り合いの神想観の祈られる側に出させて頂きました。教化部長に祈る方と祈られる方の心を教えて頂き、とても有り難く、先生が神想観を始められ、光に包まれる感じがして、体も温かくなり本当に良かったです。必ず元気になって、次の見真会に報告に参加させていただきます。
- 浄心行では、今回2回目の方から、癌が小さくなったと伺って、とても嬉しかったです。
- 奈良教区の福岡さんの体験談、素晴らしく感動しました。百パーセント行じることの大切さを学びました。
- 教化部長のご説明の中で祈られる人の課題や願いは、自分の心の投影されたものであるとのお話でした。そして、祈られる人の中に、丁度自分と同じ願いを持った方がいらっしゃって、そのことで自分の心が変わり、気づかせて頂くことが出来ました。
- 見真会として新たにスタートされてからは、とても楽しく大好きになり、当然、“3日間参加”にためらいなく〇(丸)を付けられるようになりました。そのような自分になれたこと、とても嬉しいです。