新天地

新天地 2024年12月


教化部長 各務 洋行 100年後の未来の人々の幸福を願う
  皆様、師走を迎え朝晩めっきり冷え込んで来ましたが、ウクライナや中東をはじめ世界の平和を願い、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り・新バージョン」を実修して下さっています事、厚く御礼申し上げます。
 そんな冷え込みの中、今月(11月19日)も先月に続き「森の中のオフィス」へ行って来ました。今月は来年度の運動方針を周知する「生長の家代表者会議」です。
 翌日には雪も降る程の冷え込みで大阪とは別次元でしたが、5年振りに全国の皆様とお会い出来て心はポカポカになりました。総裁・谷口雅宣先生も「皆様、お久し振りです」が第一声で、こうして対面行事が進んで「活気が戻ってくる」と嬉しく思いました。

 教区行事の「自然の恵みフェスタ」も5年振りの開催です。当日の11月17日は10時30分の開始時間前から玄関前のオーガニック野菜市に通りの人も集まり、1階のオープン食堂をはじめ6階迄の全館に、494名(運営含む受付数)もの方がご来館されました。バザーやクラフトなどの提供や運営にご尽力下さいました皆様、ご参加の皆様、誠に有り難うございました。

 しかし、活気がありましたね。オープン食堂は1階と6階の食堂も満席状態。高野豆腐カツカレーが美味しくて、大盛りやおかわりも出て途中でルーが切れてしまいました。急遽、カツ丼に変更して対応しましたが、さすがの炊事係です。これがまた美味しいと好評、食数は結局373食(高野豆腐カツ丼18食含む)になりました(400食迄用意していました)。

 実は常連のコーラス若者グループが30分早く来て、午後に間に合わないと他で食事されました。もし入っていたら更に30〜40食必要になり完全に品切れです。神様のお計らいだったのでしょうか。いつもの2倍以上を対応してくれた白鳩会、相愛会の皆様に感謝です。3階の「カフェ」では紅茶でゆったりしながらのシフォンケーキとチーズケーキ、揚げパン(お土産にされる方もいました)がどんどん売れ、2階の「たこ焼き(明石のタコ)」も最後まで列を作っていました。4階テラスでの「焼きそば」も売り切れ、急遽食材を追加です。ふかし芋も人気で、私はカツ丼以外全て完食しました、美味しかったです(^0^)。

 3階の大拝殿では新品を含めリサイクルの洋服や食器等が多数並び、高級コートが400円と言う掘り出し物もありました。同階の「古書バザー」では見入る人もいました。5階のクラフト作品展示では、皆さん力作の俳句や書が並び、青少年まなびの広場で使った「どこでもドア」は大人にも人気でした。2階の生命学園の展示は心が澄んでいくようでした。更に余剰食品を集めた「フードドライブ」も好評でした。
 そしてフィナーレは中道場での「命の輝き音楽会」。7組のアーティストの演奏で「命が輝き響き合って」幕を閉じました。 自然の恵みフェスタはその“いのち響き合う”「自然の恵みに感謝する生き方」を実践形式で広く伝えるイベントです。人類の自然から奪う生き方が飽和点を超えて温暖化のみならず人類同士の紛争に現出。数十年後には人類の食料が激減するとの予測もあります。ですから善一元の信仰に基づいた「倫理的生活」が速やかに展開することが必要です。私達はその為に「教え」に触れました、そしてそれを実現に導く「フェスタ」を開催しています。そうすることで個々の力が結集してより大きな力になるからです。そして「100年後の未来の人々が幸福である」ことを願い、今回はその大いなる「起点」である事を開会前の運営委員会でお話しました。494名の方が来館され、その人達からきっと周囲に光が広がっていく。そう観じさせて頂いています。

 さて話は変わりましてフェスタの1週間前の11月10日に教区見真会として、先祖供養祭と新教化部会館落慶20周年記念、教区設立記念行事を行いました。教区の歴史を交えて紹介しますと、昭和12年に星丘重一しげかず先生より土地を譲り受け現場所に道場が建設されました。8年後戦争で焼失しましたが、直ぐにバラック建物を建設。4年後(昭和24年)には初代教化部会館が建てられました。その4年後(昭和28年12月)に宗教法人の認可を受け、教化部が設立(本部登録)されました(今年で71年)が、その16年前(昭和12年6月)に初代、江藤嘉吉かきち・教化部長が就任されていますので、これが本来の「教区設立日」(今年で87年)と思われます。

 昭和39年、片村四八しはち・教化部長の時代に二代目教化部会館が建設されました。1億円以上の費用で当時としても全国有数規模です。そしてその39年後の平成16年、森田教化部長時代にモダンな現教化部会館が建設されました。募金額は約10億円、その前任の吉倉教化部長が建設資金を貯められ、それが総工費28億円の半分以上を占めています。献資者数は9,522人で会員の約2倍、皆様の並々ならぬ「御愛念」に感謝しかありません。1階の階段に銘板がありますので、今後毎日「皆様のお陰でこの会館はあります」と感謝礼拝させて頂きます。いや先達が既に、階段を通る私達を「継承者」として礼拝されていたのかも知れません。

 またこの会館には設計時に思いが込められていると、生教会の中井会長(当時青年会委員長)が教えてくれました。
 少し紹介しますと、「屋上には住吉大神と伏見稲荷神社をお祭りする空間を確保する」、すると20年後の今それが具現化して「造化の三神」を建設中です。次に「多くの人が訪れてくれるようになるだろうから、軽食喫茶が出来るスペースをつくる」、これが20年後、見事に「オープン食堂」として具体化しています。このように未来の人の為の「思いは実現する」事を改めて感じています。

 更に今回、大きな発見をしました。それは先達名簿に「2人の教化部長」が抜けていた事です。初代の江藤嘉吉・教化部長の時に、秋田重季・教化部長、土地提供者の星丘重一先生が教化部長として一時期就任されていたのです。私で10人目ではなく12人目でした。ですから今回の行事に拝殿4階にその「歴代教化部長席」を用意しました。きっと霊界からこの席に来て行事を見守ってくれていたと思います。これから霊牌も毎月書かせて頂きます。「恩を忘れた発展はない」のですから、先達の愛念ご尽力に感謝する機会が出来た事に神様に感謝です。

 そして先達が私達の事を思って(歴代)教化部会館を建設してくれたように、また私達や将来の為に教区を設立してご尽力下さったように、今度は私達が未来世代の為に信仰を生きる時です。フェスタで目指した「自然の恵みに感謝する生き方」を大展開させ、「100年後の未来の人々の幸福」を願って光明化運動を展開して参りましょう。私達が先達に感謝するように、未来人が私達に感謝してくれるよう「既にある大調和の世界」を現出しましょう。「未来の人達への思い」は実現するのですから。

 

 

生長の家大阪教化部 一日見真会(11月10日)が開催されました

先祖供養祭・教化部会館落慶20周年記念・教区設立記念行事

開会の挨拶
長部(相)会長
祝辞
中井恒夫講師
講話
各務洋行・教化部長
閉会の挨拶
房本(白)会長
 11月10日(日)午後より一日見真会が開催され、先祖供養祭の後、初の行事「教化部会館落慶20周年記念・教区設立記念行事」が執り行われました。
 始めに通常の先祖供養祭を行い、その後、新教化部落慶記念として落慶に至る迄の画像をスライドショーで紹介、落慶式のオープニングセレモニーもビデオで上映し、最後に歴代教化部長を画像で紹介しました。続いて中井恒夫・元相愛会連合会長による祝辞があり、落慶時のエピソードなどもお話されました。

  教化部長による記念講話では、教化部の歴史・歩みを落慶時に作られたパンフレットを使って紹介。特に現教化部会館が三代目であり、日本一の規模であることを参加者の皆様と共に喜び合いました。さらに建設時のエピソードを中井生教会会長(当時は青年会委員長)より聞いて、その中から幾つかお話を披露されました。特に「多くの人が教化部に訪れてくれるようになるから、軽食喫茶が出来る様なスペースを作りたい」との思いが今、オープン食堂として実現していることに改めて「先見の明」に感謝、と話を結ばれました。

先祖供養祭

 先祖供養祭では、歴代教化部建設、教区設立にご尽力下さった先達に改めて感謝を込める御祭りになりました。教化部長による歴代七者、歴代物故者の招霊がされると今日の行事に参加されていると嬉しく感じました。当日は感謝を込めて11,747柱の御霊様が招霊されました。

教化部会館落慶20周年記念・教区設立記念行事

  • 昭和12年6月1日現在の土地を星丘重一先生より譲り受け道場建設
  • 昭和20年戦争で焼失
  • 昭和24年9月初代・教化部会館が建設・落慶
  • 昭和28年12月2日に大阪府知事より規則承認を受け正式に宗教法人となる。
  • 昭和39年10月14日2代・教化部会館落慶
    (大聖師・谷口雅春先生、聖姉・谷口輝子先生ご夫妻のご来賓を仰ぎ落慶式が執り行われる)
  • 平成12年7月新教化部会館の建設計画が立案(老朽化の為)
  • 平成15年4月より建設募金が開始 同年6月着工
  • 平成16年11月7日新教化部会館落慶捧堂記念式典が執り行われる。
  •  

初代・教化部会館
昭和24年9月
2代・教化部会館
昭和39年10月14日
新教化部会館落慶
平成16年11月7日
建設中

新教化部会館への思い・エピソード 中井生教会会長より

  1. 鹿島建設の設計の主担当に、単なる一仕事としてではなく、是非、『生命の實相』を全巻読んで、しっかり学んで設計して欲しい、必ず人生の役に立つからと話され、実際に『生命の實相』を拝読されて本館設計をされた。
  2. 屋上には、将来、住吉大神さまと伏見稲荷さまをお祭りできるような空間を確保する。≪現在造化の三神を建設中≫

  3. 光明の塔をモチーフにした

    下から見た祈りの間
    祈りの間の実相は、3階拝殿の正中と一致した位置で会館の吹き抜けの中心に浮かんで存在するような位置にする。≪光明の塔がモデル≫
  4. 3階拝殿の壁面に、谷口雅春先生御生誕の烏原水源地をモチーフに自傳篇に書かれている御生誕時の太陽と月を描いた。

    壁面左が太陽、右が月、中央が烏原水源地
  5. トピックス歴代教化部長がこの式典にきっと来ていると思い4階に歴代教化部長の座席を用意した。
    いつでも多くの人が教化部に訪れてくれるように軽食喫茶が出来る様なスペースを作る。現在見事にオープン食堂として思いが具現化されている。

 

 

 

 

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