青年会
青年のページ 2024年11月
青年会委員長
横田 朋哉 合掌、ありがとうございます。
農林水産省が毎年おこなっている「食育に関する意識調査」の令和6年の調査によると“食に関する知識や適切な判断力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むこと”を意味する「食育」については、「関心がある」「どちらかといえば関心がある」と答えた人が合わせて78.1%となっています。
また日頃から環境に配慮した農林水産物・食品(農薬や化学肥料に頼らず生産された有機農産物や、過剰包装でなくごみが少ない商品など、環境への負荷をなるべく低減した農林水産物・食品)を選んでいるかという調査では、「選んでいる」と答えた人の割合は60.2%となっており、食への関心は高まっていると言えます。
例えば学校給食で、世界の料理を定期的に献立に入れることで多様な文化や食生活を知る取り組みを行っている自治体もあり、これは日本の学校に通う他国の子どもたちが増えたこともあげられますが、今の青少年は食を通して多様な文化に触れている事でしょう。思い返すと私が通っていた幼稚園では毎週、世界の料理を児童のお母さんたちが作ってくれるといった行事がありました。今考えると大変だったと思いますが、当時見たことも聞いたこともない変わった料理が出てくる給食の時間を毎度楽しみにしていたのを覚えています。そこから世界の国々や多様な文化に興味を持ち、つい先日も仕事で海外に行ってきたことを思うと、あの頃食べた給食が今の私へとつながっているようにと思えてきます。
『日時計24』10月号での生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生のご文章には、日本の食品ロスにより廃棄された年間量は523トンで、国民1人が毎日おむすび1個相当を捨てている計算となり、世界中での廃棄量で30億人の食料が賄われていること、そしてこの食品ロスを減らすことができれば世界の飢餓問題は解決されるし紛争もなくなるだろうと書かれています。
「生長の家の食事」の神示では、食事は自己に宿る神に供え物を献ずる最も厳粛な儀式である。とあります。食について考え、意識することは神の子の自覚を深めることとなり、世界平和につながります。期せずしてこの冬開催の「冬季青少年まなびの広場」では、野菜の収穫や食に関して学ぶ内容も含まれます。誰が育て、どこで収穫されたのか。この野菜の旬の季節はいつなのか。海の向こうの人々は何を食べているのか。若い世代が食への関心を高め、それを通して世界への関心を深める機会になりますので、ぜひ参加をご検討ください。
再拝
11月度 青年会 誌友会について
※ 11月の青年会 誌友会のテーマとテキストは以下の通りです。
テーマ : ①「天地一切のものとの調和は既に実現している」
②「人生を創る言葉の力」
③「スポーツとカラダと心」
※ テーマは上記3つの中からお選び下さい
テキスト: 月刊誌 3誌 No.176号(2024年11月号)
森の中の見真会(11月3日〜4日)のご案内
会 場:るり渓少年自然の家(少年自然の家で宿泊します。) ※ 教化部に集合し、バスで少年自然の家に向かいます。 対 象:中学生 〜 40歳未満の青年
奉納金:1人3,000円
持ち物:筆記用具・ノート・着替え・洗面用具 聖経『甘露の法雨』・保険証