新天地
新天地 2024年7月
教化部長 各務 洋行
「救済」と「地球社会貢献」を青少年で体現する
皆様、ひまわりも青空に映えて眩しい季節がやって来ましたが、ウクライナや中東をはじめ世界の平和を願い、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り・新バージョン」を実修して下さっています事、厚く御礼申し上げます。
そんな中、社会貢献活動、第6回目のオープン食堂が開催(6月8日)され、今回も88食と満席(プラス運営42食)になりました。皆様、誠に有り難うございました。
しかし今回は来客者が少なく終了迄あと40分のところ、通常の約半数で空席が目立っていました。「今回はここまでか」と案内係の吉村さんと山田さん、半ば諦めムードが漂っている時「“千客万来”と100回程唱えると動き出すよ」と私が言うと、2人が真剣に唱え始めました。
すると5分後くらいに若い女性グループ数名が来館しました。その後もそのグループの男女が次々と来館する他、自転車で通りかかった女性や、男子高校生2人が「メッチャお腹すいてる」と来館してくれた。結局そこから30分、怒濤の来館者で13時の終了時(5分延長)は満席になりました。
20歳前後の若者で埋まった会場に「学食みたい」との声も聞かれました。結局新人も41名。案内係の吉村・山田ペアは勿論、房本会長も「諦めてはいけませんね。言葉の力を改めて感じました」と言い、その場にいた花光副会長も「千客万来、言葉の力の威力を改めて勉強させて頂きました」と喜びを語ってくれました。言葉の力も大切ですが、大元は合掌してから調理されている炊事の皆様の真心の現れです。
続いて喜びのお話をさせて頂きます。大阪教区では「救済宗教」として、5月29日に、教区初の「流産児供養祭」を開催しました。皆様、待っておられた様で215名の方が参加され、机を合わせたテーブル席が会場いっぱいになり急遽席を増やす程でした。お供えも多数の「おもちゃ」「人形」「お菓子」の他、可愛いお洋服や靴などで流産児への愛情が注がれました。御祭に先立って、流産児に「宿った事」への感謝、生きている子供への「産み直し」、そして親に感謝して自分の「生まれ直し」の行を実修しました。人型に子供達の名前を記入して、子供に見立てた「座布団」に挿み、抱っこしながらお祈りするのです。
ろうそくの灯りの中、樋上和子さんのナレーションの声が響きます。「〇〇君、〇〇ちゃん、ごめんなさい、ごめんなさい、あなたを裏切ってしまいました。これからはあなたを心で抱きしめて、毎日聖経読みます。」等と。するともうこれでスッキリ、その後の「御祭り」は清々しい気持ちになりました。参加された方々からは、「初めての流産児供養祭、感動致しました」、「樋上先生のナレーションが絶品でした」、「座布団を抱いた瞬間から涙がこみ上げて参りました」などの感想が寄せられました。次回(8月28日)も、是非ご参加下さい。
そして感動の国際平和見真会3日間(6月14日〜16日)の日帰り練成会です。4月に続き2回目ですが、参加延日数が538日と1日平均約180名もの方が参加されました。(全日参加80名、初参加26名)。今回も練成担当講師陣のお話は流石でした。また班別讃嘆行は歓声と拍手で盛り上がり時間が足らない程でした。荘厳な先祖供養祭では参加者から「ご先祖様が私達に拍手して感謝している」と感じられたとの声を頂き、浄心行では「父の深い愛がはじめて分かり号泣した」との感想も頂きました。
そして圧巻だった「祈り合いの神想観」。祈られる側に38名もの方が出られ、「夏の青少年まなびの広場(見真会)を大盛会にしたい」と横田委員長をはじめ青年7名も出ました。祈る側の奥の心が前に出た人の願いとなって現れているのだから、百数十名以上の方の「青少年への願い」が引き出された瞬間でもありました。他の祈願も同様です。「眩しいほどの光に包まれ、全ては自分の展開で自他一体であると感じた」との感想文がありました。このように「祈り合いの神想観」は観の転換が体感出来る真骨頂であります。「1人残らず喜ばせて、感動させて、救って帰す」をモットーに練成会(見真会)を進めています。次回(10月11日〜13日)も皆様のご参加をお待ちしています。
最後に、その「青少年まなびの広場」です。今回は教化部から車で1時間ほどの「府立るり渓自然公園」(京都府南丹市)で野外研修を行います。猛暑が予想される為、涼しい場所を選びました。6月3日に下見に行ったら渓流の中、繁る樹木で太陽も遮られてひんやりしてます(気温は都心より8度程低い)。また岩の苔は指が半分ほど埋まり大自然の深さを感じました。これだけでも癒やされます。
更に大自然に触れると、脳が活性化すると言われています。脳科学の世界で「Awe(オウ)体験」と言いますが、圧倒的な大自然に触れると「自分は小さい」と感じ、謙虚になって感謝の気持ちを持つというのです。その結果「他のお役に立ちたい」思いを強くする。更に「未来の時間の感覚」を持てるようになり、地球温暖化に対して創意工夫を凝らすようになると言います。
皆さん、凄いですね。大自然に触れることは、単に身心を癒やすだけでなく、私達の奥にある「世代を超えた愛他の精神」をも引き出すのですから。これは親世代も参加せずにおれません。1日目に「神の子」を学び「浄心行」で感謝を深め、その浄まった心で「オウ体験」をする。効果倍増です。上述の「練成会」や「流産児供養祭」で浄まった私達も参加すると更なる効果倍増です。そしてその心で「P4U」と「世界平和の祈願」をしたい。
「人間はこの地球を調和ある姿に繁栄させていく使命をもつ神の子であり、仏である」(谷口雅宣先生『今こそ自然から学ぼう』117頁)のですから、地球温暖化の時代に生まれた「青少年」(私達含む)の使命は大きい。こうなるとこれは大なる「地球社会貢献活動」になります。是非、多くの青少年にお声かけして下さい。「行きたい」のが子供達の本心ですから。きっと自分の代わりにと流産児達も喜ぶと思います。そして人類の先祖が大自然ですので、大自然に感謝するとご先祖供養の様に「大自然が私達に拍手して感謝する」姿が現れるかもしれません。教区全体で「千客万来」ならぬ「千(青少年)万来」と言い続け、怒濤の如く集まる青少年を迎えましょう。
「喜び・感動・救い」が渦巻く 神性開発 大阪教区・国際平和見真会が開催されました
見真会(練成会)は、参加する度に神の子の自覚が深まります。だから、1年間通ったら、どんな問題も解決します。その為、見真会(練成会)に参加した人が、また来たくなる練成会、更に人を誘って来たくなる練成会を目指しています。

各務教化部長

小田練成主任

菅原講師

大朝練成副主任

草野講師

高島講師
(6月15日)
色とりどりの野菜を使ったカレー
1人残らず「喜ばせて、感動させて、救って」帰す、をモットーに、各運営委員
が自分の持ち場を通していかに神を現すかを念頭に取り組みました。
多くの喜びと感動の感想が寄せられました。
参加延べ日数、538日、参加者342名、全日参加80名、初参加26名でした。
1日目 感謝の日(6月14日)


2日目 浄心の日(6月15日)
3階大拝殿には讃嘆の言葉が渦巻き、喜びの拍手が鳴り響きました。
(班別讃嘆行)

(浄心行)
3日目 新生の日(6月16日)


見真会参加者の喜びの感想文ご紹介
- 私生活で色々問題を抱え、どうしたら良いのか悩んでいましたが、あなたは既に救われていますよ。罪は最初から存在しないのですよと教えられ、これから前向きに行動しようと思いました。
- 受付した途端に高級霊界から守護霊から守護神がつき、ご先祖様も一緒に来られているとお話し下さり、嬉しくなりました。そして、人間は神の子であり、既に赦され済み、購い済み、与えられ済み、救われ済みとのこと。又、人生におこる色々な問題は教えに行き着く為にあり、神の子と受ける為とのコトバに感動し、喜びを新たにしました。
- 人の幸せを祈る心が自分の心を浄め、また自分の業も消してくれるのだったら、人のことを自分のことと思えるような心を育てて行きたいと思いました。
- もの凄く楽しく、心の底から笑え感動しました。雅春先生にご縁ありましたことを心より感謝し、多くの人のお役に立ちますようにお伝えさせて頂きます。
- 2日目の浄心行では、今回は何一つ不平不満はないと思っておりましたが、書いている中で、やっぱり出て来ました。思い出し書かせて頂けたことに感謝し、反省し、全て浄めて頂きました。
初開催!! 流産児供養祭が開催されました
5月29日(水)流産児供養祭が教化部3階大拝殿で執り行われ、215名の方が参加されました。「流産児供養」の意義、「産み直し、生まれ直し」の説明、流産児・子供の名前を用紙に書き、座布団を流産児・子供にたとえて抱きながら愛情のかけ直しをしました。溢れ落ちる程のお菓子とおもちゃのお供えがありました。
宇治・慈母観世音菩薩像の写真を掲げました
座布団を子供・流産児にたとえました。
「一度は、お母さんのお腹に宿ってくれてありがとう。」「お父さんお母さんを親として選んでくれてありがとう。」との思いでたくさんのおもちゃやお菓子のお供えがありました。
〈産み直し、生まれ直しの行と実修〉
やさしいオルゴールの曲が流れる中、ゆっくりと流産児・子供にかたりかけるナレーション。
子供にたとえた座布団を抱きながらそれぞれの思いで愛と感謝をそそぎました。会場ははろうそくの灯りに照らされて愛に満ちた荘厳な雰囲気に包まれました。
喜びの感想文

- 初めての流産児供養祭、感動致しました。ナレーションが絶品でした。自然と涙が溢れてきました。祖母の流産児、母の流産児、自分の生れて来たことにも祝福することができて、生命のつながりを順番に浄めて頂けたと思いました。有り難うございました。
- 座布団を抱いた瞬間から涙がこみあげて参りました。
- 独身のころ、父のことがどうしてか好きになれなかったこと、流産児さんも供養させて頂く中で、私の七つ下に生れてくるかもしれなかった姉妹兄弟の気持ちが、私の心をどうしてもかえられなかったのかもしれないということでした。今日は心から両親にも流産児さんにも感謝させて頂きました。
- 行を通して、産まれられなかった光ちゃんを、今生きている私達兄弟三人と父母の中に入れて、みんなで手を繋いで輪になりました。
- 私は自然流産児がいましたが、十分に供養ができていなかったと思います。抱きしめて、愛の言葉をかけることができました。
- 流産児の子等が競って走ってこちらに向かってくる感じがいたしました。笑顔が心に浮かびました。父母も喜び、私も改めて父母に感謝することができました。