新天地

新天地 2024年6月


教化部長 各務 洋行 愛と感謝で「自然と調和したライフスタイル」を
  皆様、陽ざしもグーンと伸びて明るい季節がやって来ましたが、ウクライナや中東をはじめ世界の平和を願い、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り・新バージョン」を実修して下さっています事、厚く御礼申し上げます。
 その明るい季節5月12日に、第5回目のオープン食堂が開催されました。いつも来館下さっていた若い団体さん(20名程)が今回来ていませんでしたが、それでも65名(運営含むと120名)の方が来館、皆様のご尽力、誠に有り難うございました。

 信徒以外の方は20名程で、そして今回も素敵なドラマがありました。
 先ずは30歳前後の若いママです。その方は乳児を胸に抱いて教化部前を自転車で通ると、オープン食堂の「のぼり」の前で立ち止まられました。係の者が案内すると「小さい子供を連れていると1人でランチに行けないので嬉しい」と喜び、食事されました。食後は「美味しかったです。また来ます」と嬉しい言葉をいただきました。

 次は、通りがかりのご夫婦です。オープン食堂のチラシで案内をすると、「生長の家は知ってるけど今からお墓参りなので」と言われてましたが、帰りに寄って下さいました。チラシの効果は続いて、向かいのマンションの若い父息子、裏のマンションの若い男性もチラシを見て入ってくれました。

 また70歳程の男性は玄関前の「ひかりの言葉」を見て「いつもこの言葉を見てるんや、宗教に興味あるんやけど、どの宗教がええのかわからんのや」と言うも、すんなり入館し月刊誌『いのちの環』を持って帰られた。 「のぼり」やチラシのみならず、玄関前に掲げた「ひかりの言葉」も効果があると改めて感じました。

 そして前回来てくれた相愛会・増井さんの知人女性が再度来館。その女性は「現場を見ないと分からない」とブラジルやアフリカに行って世界の貧困や環境問題に取り組んでいるとの事、その行動力に驚かされました。またお友達も来てくれました。その方は子供食堂を立ち上げたいと言われたので、苗加さん(食堂メニュー担当者)が対応しました。

 更に更に、3ヶ月前に来館し白鳩会員に復活した壮年の方が、今回、お母様と叔母様を連れられて個人相談を勧められました。お二人は「すっきり悩みが解消」し、二人とも聖使命会員と白鳩会員になって下さいました。 新しい人が次々と入り、また既に社会貢献をしている方やこれからされようとしている方が来ている。無償の愛、社会貢献としての“誰にでも開放されたオープン食堂”の吸引力を目の当たりにしました。

 オープン食堂開催の5日後、居住地の自然と文化遺産を顕彰する行事(5月17日)を初めて行いました。相愛会主導で18名(女性5名含む)が参加されました。歴史に深い野瀬泰良さんの説明で、京阪の天満橋から淀屋橋の石碑まで5カ所(他に里程元標〈道路の起点〉、くすりの道修町資料館、緒方洪庵の適塾)を2時間半歩いて回りました。野瀬さんに頷きながら歩く様はまるで「※1 ブラタモリ」。

 また緒方洪庵の銅像と野瀬さんが似ており、学に造詣が深まる共通的雰囲気かとも感じました。この行事の趣旨は「自然と調和したライフスタイル」実現の為、地域の「固有の自然の恵みと、その自然と調和した文化遺産に感謝する」事です。そして「自然の営みと調和したもの」があったら、その伝統を顕彰し、場合によっては復活させ「感謝」の表現をするのです。
 最初の天満橋(船着場)は、川を利用して海運の要衝地になり、近くの里程元標は陸路の起点として重要な役割を果たしました。
 薬問屋が集中する「くすりの道修町」は、中国から漢方薬を輸入し、その海運と陸路で全国に販売。(武田薬品やシオノギ製薬などが誕生)オランダとの通商で文化も流入し、緒方洪庵(蘭学者)が適塾を開いて日本近代化の人材を輩出したのもこの地です。

 すると、水路と陸路の恵みを生かしたこの地は大阪のみならず日本には欠かせない地点だったと言えますね。最後の淀屋橋(石碑)では、海運で淀屋という豪商になるも贅沢な生活を続け没落した場所。これは物欲の末路、現代の経済発展主義による温暖化の警告のようにも思えました。他にも学ぶ事は沢山ありそうですが、今回の箇所は「自然と調和した生き方の大切さ」を示す「顕彰」になりそうです。
 また、はじめの天満橋で学んでいると若い男性が側で聞いていて、一緒に笑顔で記念撮影にも入りました。自然を生かそうとする愛の取り組みが吸引したのでしょうか。オープン食堂と重なります。

 最後に「救済宗教として」です。今年度より「流産児供養祭」を5月、8月、11月と3回行います。毎月の先祖供養祭でも合わせて行っていますが、単独で行う意義について「求道と伝道のために」には大要、次の様に書かれています。
 「先祖の御霊と流産児の御霊とはおのずから霊位が異なる。つまり、先祖供養は報恩・感謝の気持ちで、流産児供養は愛と懺悔の気持ちで供養するのが大切」(「求道と伝道のために」255頁)と言う事です。
 分けて行った方が、気持ちが伝わりやすいですよね。ですから、体験がどんどん出る。今回は加えて「産み直し・生まれ直し」の行も実修します。簡単に説明しますと、「青年期に起こる子供の諸問題の原因は、先ず第一は、妊娠した時、心から喜べたかどうかである。もし喜べなかったならば、新たに産み直し(想像妊娠)して胎教のやり直しをする」というもの。「宿ってくれてありがとう」等としばらく愛情のかけ直しをすると、実際、手に負えない子供が変貌するというものです。(鹿沼景揚「生まれ変わりの教育」19頁より)

 また、子供を幼少時に戻し、その時々に感謝しても現在が素晴らしくなります。そして流産児も同様に宿った事に感謝します。すると流産児供養祭に「愛」がより響く。実修方法は子供(流産児含む)の氏名を書いた用紙を座布団等に入れ、それを抱きながら、胎教のし直し、愛情のかけ直しをし、最後は「自分の生まれ直し」で、座布団を自分と思ってお母さんのお胎に宿り、両親に抱かれながら感謝誦行をします。私の経験上、男性が行っても同様の効果があります。きっと自分が「愛と感謝」に満たされて、天地一切、大自然の愛をいっそう感じる事になると思われます。それは「自然と調和したライフスタイル」を促進し、救済力も向上、無償の愛の実践、オープン食堂も更に人々を吸引する事になると感じます。

※1「ブラタモリ」は、NHK総合テレビジョンで2008年から2024年まで放送されたタレントのタモリが司会を務める、日本の紀行・教養バラエティ番組。

 

 

 

生長の家 オープン食堂(5月12日(日))開催しました

 5月12日(日)雨が少し降るような曇り空の中オープン食堂が開催されました。
 ゆっくりしたペースで皆さんお越し下さいましたので、時間に余裕のある丁寧な接客も出来、お越しの皆様もゆっくりお食事を楽しまれていました。

オープン食堂メニュー
玄関に設置したオープン食堂ののぼり
 
オープン食堂メニュー
来館された皆さん、お食事と語らいを楽しまれていました
 

ご奉仕の皆様ありがとうございました!!

オープン食堂メニュー オープン食堂メニュー オープン食堂メニュー
オープン食堂メニュー オープン食堂メニュー ・玉ねぎ…5kg・人参…1kg
・板こんにゃく…2.5kg野菜
・切り干し大根…1.2kg
・食器洗剤…2リットル

 たくさんの食材を提供して頂き、
 有り難うごさいました。感謝合掌
野菜 menu 野菜
 

オープン食堂メニュー次回は、
日時:日(土)11:00〜13:00
会場:生長の家大阪教化部本館1F
色々な悩み相談も出来る温かい雰囲気で、「人と会う、話が出来る地域の交流の場所」を目指しています。
奉納金 : 1口…50円 2口…100円以上

 

 

 

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