新天地
新天地 2024年1月
教化部長 各務 洋行
「愛で自己拡大し、“内在の神”を起き上がらせる」一年に
皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も皆様と共にウクライナや中東をはじめ世界の平和を願い、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り・新バージョン」を実修していきたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。
さて、先月(12月17日)、青少年まなびの広場(中高生の部)では和泉道場から「二色の浜(にしきのはま)」海岸に行き清掃を行いました。
この日は風が強く冷たかったですが、中高生と青年(運営含む・各務も)は片道5.5kmを倫理的生活の実践・自転車で移動です。約55名(高校生2名、中学生6名、小学生・幼児7名、運営40名程)で海岸清掃をしましたが、プラスチックゴミが40分程でゴミ袋5つにもなりました。その後は、ウクライナカラーの凧揚げをして、「P4U」・ウクライナに平和を祈願。これら他の為に生きる取り組みは、青少年の使命に響いたと嬉しく思います。
また、これは立派な社会貢献活動ですね。その社会貢献活動、オープン食堂も軌道に乗ってきました。
第3回目(12月9日)には、近隣(車屋さん、工事現場)の方や通りがかりの方、そして学生のサークル(7名)など新人が20名以上でしょうか、全く新しい方が食事の為に教化部に入ってくれました。
そして喜んでくれる。「次はいつ?」との反応もあり、運営側としてこの上ない喜びを感じました。
「命の輝き共生の森」での植樹祭(11月5日)も同様です。今年で11回目になりましたが、青少年を含む79名で約600本の苗木を植えました。この春には、青少年でも植樹を計画していますので、また親子など皆様の参加をお待ちしています。
そして、何よりもこのような活動は、喜びが大いに湧いてきます。その事について「愛行により超次元に拡大する祈り」(『人類同胞大調和六章経』42頁)には次の様に書かれています。
“愛”は霊的次元の存在であるが故に、愛を与えるとき、与えながら自己が減ることなく自己が増大し拡大することになるのである。われわれは、かくの如くして個人的愛行の実践によって“与えれば却って殖える”真理を知り、自己の愛行を個人への奉仕より更に拡大延長して、社会奉仕、国家奉仕、世界奉仕にまで自己の生命を拡大せしめるのが、“神の子”の伸び方であるのである。
海岸清掃やオープン食堂、植樹の喜びは「与えながら自己が拡大した喜び」であった訳です。そして社会や国家、世界の為に愛を生きて、生命を拡大してゆくのが神の子の伸び方。本年度はこの神の子の伸び方、「社会奉仕(貢献)活動」を大いに展開して参りたいと思っています。さて、その「愛を与えること」について『愛は凡てを癒やす』には、次のようなお話しがあります。
アメリカでのお話し。ミリーはあるアパートに引っ越しするとホールの向かいに老婦人が住んでいた。ある日、ミリーは鍵を掛けずに用事に出た。帰ってくるとその老婆がコソコソと自分の部屋から逃げたのが見えた。部屋を調べると母親の形見の宝石ブローチが無くなっている。カッとなった彼女は、老婦人の部屋に怒鳴り込もうとした。その時、内なる声がした。「そんなことは止めよ。もっとよい方法が他にあるのだ」。キリストの「下衣(したぎ)をとらんとする者には、上衣(うわぎ)をも取らせよ」と言う愛の御言葉に従おうと決心。笑顔を浮かべて老婦人のドアをノック。
「何ですか」老婦人が怒ったように言う。「引っ越しの挨拶に来ました。今晩私の宅で夕食をしませんか」。老婦人は笑顔で承諾。そして食事をすると、老婦人・モリスは身の上話を夜更けまでする。初めて悲しみを聞いてくれる人を見いだした。ミリーは「あなたは本当にいい方ですわ。とても好きになりました」と言うと、モリスは泣きじゃくった。
数日後、外出するミリーはモリスに「洗濯屋が来るのでこの5ドルで支払ってくれませんか」と鍵も渡した。「ええよろしゅうございますとも」モリスは明るく答えた。ミリーが帰宅すると洗濯物とお釣りが部屋に置いてあった。引き出しをあけると、奥の方にブローチがあった。
「悪い人は一人もいない」と彼女は知った。人間は愛によってよみがえるのである。(『愛は凡てを癒やす』229頁〜要約)
相手を救い、自分も救う愛の素晴らしさが分かります。これも「与えながら自己が拡大した喜び」なのですね。本年度、私はミリーのように深い愛を行じたいと念願します。更に“愛”について『神 真理を告げ給う』(126頁)には次のように書かれています。
あなたが人を救いたい“愛”の念願を起すとき、“わたし”は“愛”であり、“わたし”はまた常にあなたに宿っているのであるから、その“愛”が顕在となるのである。常に眠ったようにあなたの生命の中に横たわっていた“わたし”が起き上って、あなたを通して“わたし”が人を救うのである。
個人的な愛も社会への愛も「内なる神が起き上がって人を救う」。他のために生きる事は、実は神の御働きだったと言う事です。ミリーが老婆を救ったのは神様だった。私達の海岸清掃やオープン食堂、植樹などの愛も、内在の神様が起き上がって行っていた。モリスのように大自然もうれしくて泣きじゃくっていたかも知れません。
皆様、今年はこの“愛”を行じて、自己拡大して“内在の神”を起き上がらせましょう。きっと教区中に神がいっぱい顕れてくる。光明化運動が大きく展開する一年になると確信します。
生長の家 オープン食堂(12月9日(土))開催しました







ございました!!


日時:2月25日(日)11:00〜13:00
会場:生長の家大阪教化部本館1F です。

玄関の様子

厨房の様子

大きいお鍋でだしをとる

配膳の様子

こどもたちもにぎやかです

オープン食堂のスタッフとお越し下さった皆さん
新年の御祝詞
謹んで新年の御祝詞を申し上げます。
大阪教化部 主管・教化部長 各務 洋行
白鳩会教区連合会長 房本 喜久美
副会長 瀧谷 優子 野崎恵美子
木村 裕子 奥野 禎子
谷本佳寿美 前野 泉美
天野井熙子 北城 順幸
国定 房枝 西田 和美
長部 智子
事務局長 吉村 和代
相愛会教区連合会長 長部 彰弘
副会長 花光 義正 小藪 正人
事務局長 阿部 裕一
青年会教区委員長 横田 朋哉
副委員長 井上 理子 香川 和貴
橋本 真歩
事務局長 山下 貴大
地方講師会長 北城 敬之
副会長 木村 景子 井形 京子
佐藤 京太 松ア 康子
三浦 幸恵 細川 周秀
飯田 将之 田中 翔子
事務担当 中村 靖子
栄える会会頭 麻野 秀明
副会頭 武市 進 片野 實夫
西田 和美
事務局長 蛭本 浩介
生教会会長
副会長 蔵口 晴美 長部 智子
青木 康智
幹事 米澤 美三
事務局長 谷本 直之
○
教化部事務局長 岡田 幸久
教化部会計監査 大谷 整一 生井 伸和
阿倍野道場総務 跡見 和也
和泉道場総務 湊 裕史