新天地

新天地 2023年8月


教化部長 各務 洋行 愛念は先祖に届き、ウクライナにも届く
 皆様、セミも朝から元気いっぱいの夏真っ盛りですが、ウクライナと世界の平和の為、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り・新バージョン」を実修下さっています事、厚く御礼申し上げます。 

 さて、先日(7月13日)に佐々木あづま・前生教会会長の案内で、前会長のお祖父様でもある大阪第三代教化部長・片村四八(しはち)先生のお墓参りに行って来ました。

 片村先生は私の前任地・奈良教区の第三代教化部長でもありまして、9年間(奈良在任中)ずっと霊牌を書いて先導招霊していました。大阪に来ても4月より同様で、やっとお墓参りが実現して嬉しかったです。それも場所が奈良の薬師寺近くにあるとは驚きです。
 更に驚いたのはすぐ隣に阿倍野道場を創立された大崎犬生(いぬき)、小松ご夫妻のお墓があると言う事です。偶然の様ですが、深いご縁があったと思われます。

 その2日後には阿倍野道場・物故者慰霊祭がありまして、事前に呼ばれたと感慨深く思いました。勿論、霊牌は書いていました。また2ヶ月前(5月)には、下山さんの案内で八尾にある第六代教化部長・吉倉修三先生のお墓参りにも行けましたので、7人の物故教化部長の内2人お墓参りが出来て嬉しく思います。

 その霊牌供養、宇治盂蘭盆供養大祭の「本祭(8月19日)」と前日の「慰霊祭」が人数限定(200名、大阪80名)で開催されることになりました。
 この2つの御祭には4年ぶりに総裁・谷口雅宣先生が斎主としてご奉祀され、白鳩会総裁・谷口純子先生がご臨席されます。先生に祝詞をあげられ、両先生より「聖経読誦」を受けられる「御霊様(流産児も)」の喜びは如ばかりか。まだ間に合います。真心込めて霊牌を書きましょう。

 霊牌供養について、奈良の堀山明夫さん(74歳)は7年前に次の様な体験をされました。

 自宅2階の仏壇の部屋から、この数年コトコトと音がする。先祖供養はしているものの気になって家系図等、色々調べてみると奥様の両親が寂しい思いをしていた事が分かった。
 奥様は父親と早く死に別れ、母は再婚するも2番目の父親に馴染めず、祖父母の家に身を寄せていた。そんな親の寂しい気持ちが分かり、早速、霊牌を書いてお詫びと感謝の供養をすると、その音がピタッと止まった。
 「感謝が根に養分をやることになる」(谷口雅春著『美と健康の創造』104頁) とあるように、堀山さん夫婦はあらためて感謝の供養の大切さを実感し「これから21日間、先祖の霊牌18柱を毎日書いて感謝の聖経読誦する」と決意。しかし、費用約4万円が家計にのしかかる。「パートと年金生活で少しでも返済したい家のローンも13年残っている」と現実をみるも、先ず出すことにした。すると、ある日、銀行マンがやって来て「この家のローンはまだ残っていますか。宇治別格本山今は金利が安いので借り換えるとお得ですよ」と言われ、早速、手続きをして貰うと戻り金額はなんと420万円。霊牌代4万円の百倍以上。「“必ず先祖が調達してくれる”、と信じていたものの感謝の先祖供養の功徳はこんなにも大きい」と大変喜ばれました。

体験は以上ですが、やはり愛念や感謝があると違いますね。

 さて、次は先月号でも紹介した「青少年まなびの広場」について小学生の部(8月6日)の内容(予定)です。
 当日の安全(天候・気温)等を祈念し、講師会を中心に参加者・運営委員を唱名して「聖経読誦行」を行事開催の間中、連続して行います(中高生の部も)。
 「『甘露の法雨』の集団読誦あるところには、無数の神々が集まって来て一緒に真理のコーラスを雨ふらして」(谷口雅春著『新たに生れるための講話』193頁)という事ですから、参加者には大いなる福音になります。

 その神々のコーラスの中、大自然への感謝と愛を深めながら展望台(低い場所に変更:室内も)に行き、「ウクライナに平和」を自書した折り鶴をベンチなどに捧げ、ウクライナに向かって愛念を込めたシャボン玉を飛ばします。その時『浄まりて』と『地球の人よ』を聖歌隊で、次に合唱団に入っている西新知樹・職員の先導で「ウクライナ国歌」を共に録画でウクライナに向けて流します。

 また参加者全員でブルーと黄色の用紙を掲げてウクライナ国旗をつくり、その下に「ウクライナに平和」の横幕を英語とウクライナ語で掲げます。最後にその様子を上空から中井会長所有のドローンで撮影するのです(国交省に認可済み)。そしてこの映像を「日本ウクライナ文化交流会」を通して大阪のウクライナの人に見て貰える事になりました。きっと喜んで頂けると思います。 堀山さんの愛念がご先祖様へ届いて運命が開かれたように、青少年のウクライナへの愛念はきっと現地に届けられ、平和な世界が開かれてくる、そう思わずにおれません。

 その愛念について「智慧の言葉」には次のように書かれています。「今まで注がれた愛でいまだ一度も無駄であったものはない。愛はこの世で花を開いて皆の者に喜ばれ、神の国で実を結ぶ」(谷口雅春著『生命の實相 22巻 聖語篇・精神分析篇』 39頁)無駄な愛はない、やはりウクライナに届く。そして神の国で成就したらあとは現れるだけです。
 ご先祖様も先達(故・歴代教化部長)もきっと高き霊界から私達を青少年を導いている。大調和の世界を実現する使命を持って生まれた青少年に、是非「まなびの広場」をご案内下さい。

 

 

 

 

 

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