新天地
新天地 2023年7月
教化部長 各務 洋行
未来を開く「青少年まなびの広場」と「先祖供養」
皆様、朝顔も咲き始めていよいよ夏本番ですが、ウクライナと世界の平和の為、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り・新バージョン」を実修下さっています事、厚く御礼申し上げます。
さて、私事ですが、この6月8日で65歳になり「定年」を迎えました。「もうそんな年か」と驚いていますが、気持ちはずーっと若いままです。でも水戸黄門が65歳(先日のBSテレビでの水戸黄門の話:もっと年配かと思っていました)。
同じくサザエさんの波平が54歳。それを考えると、今の人達は皆随分若々しいです(特に生長の家の人)。そして「嘱託(しょくたく)」雇用になりました。この年齢は完全退職やパートの場合が多いので、教化部長として光明化運動という最高の仕事をフルタイムでさせて貰って有り難い限りです。そこでその気持ちを「なぞかけ」にしました。
「定年」とかけて「家族団らんの食事」ととく、その心は「しょくたく(食卓・嘱託)」に喜びが沸きます。\(^0^)/
○青少年が使命を体験
次は、その定年とは逆の若い人へのお話です。夏の「青少年まなびの広場」は、対面で開催し、屋外・枚岡神社に行き展望台まで散策をします。そこで自然との触れ合いを通して「大調和の世界を顕して行こう」と云うものです。
そもそも人間の使命は何か。生長の家総裁・谷口雅宣先生は『今こそ自然から学ぼう』(116頁)で次のようにお示し下さっています。
『人間はこの地球を調和ある姿に繁栄させていく使命をもつ神の子であり、仏である』
また、谷口清超先生は『限りなく美しい』(70頁)で、次のようにお示し下さいました。
『地球上の凡ゆる国々及び生物の将来、さらには地球それ自体の未来は、まさに「青少年の肩」にかかっているのである』
つまり、現代に生まれた青少年には「大調和の世界を現出する聖なる使命」があると言えます。今回の「まなびの広場」ではその青少年の「使命を体験」してみます。具体的にはいくつかポイントを置いて、ベンチ前では先ず「親や先生に感謝」、木に「聴診器」を当て生命を感じて感謝、鳥や虫などを見つけて生かし合いを学ぶ、そして最後の「展望台」では、愛念を込めたシャボン玉をウクライナに向けて飛ばし世界平和を祈る、と云うものです。きっと心に響いて、「未来を開く」青少年がどんどん誕生する事(個人の運命は更に開きます)を願ってやみません。是非多くの青少年をお誘い下さい。
○霊牌は菩薩に進む招待状
さて、その「青少年まなびの広場」の後には宇治盂蘭盆供養大祭があります。多くの「霊牌」を書いてご先祖様に喜んで頂きましょう。その霊牌供養について次の様なある方の体験があります。
ある日私は、毎日忙しいのに「こんなんでご供養になるんですか?」とブツブツ言いながら霊牌を書いては御仏壇に供え、そのまま就寝しました。その明け方夢を見ました。夢の中で私は1人で駅に立っています。すると、沢山の人が集まって来る。男の人は紋付き袴、女性は美しい訪問着のような着物。
そしてその中の1人が私に向かって「今年も素晴らしい所へご案内ありがとう。皆で行ってくるよ」と言い、ニコニコして列車に乗り手を振っています。私も笑顔で手を振りかえしました。
その時「あっ! この人たちみんな親戚の亡くなられた人達ばかりだ」と気づき驚きました。
ところが、その中に一軒の家の人が来ていないのに気がつきました。
「何故?」と思っているところで目が覚めました。そして、その一軒の家の霊牌を書いていなかった事に気がつきました。
昨夜ブツブツ言いながら霊牌を書いたけれど、ご先祖様はあんなに喜んでくださっている。書いていないご先祖様は宇治に行くことが出来ないんだな。これからは漏れの無いよう真心込めて霊牌を書こうと思いました。
体験は以上です。皆さん、やはり霊牌を書かないと宇治へ行けないんですね。(その費用は天の倉に蓄えられ、最も良いときに引き出される)また宇治へ行く時は立派な訪問着を着る、私達も場所に相応しい服装で出かけますが、宇治はそのような素晴らしい所だということが分かります。私も年に1回は、ご先祖様の他に青年会時代や学校の先生などお世話になった人の霊牌を200柱ほど書きます。
また今回から大阪教区の物故者650柱(地方講師)も書きます。その御霊(みたま)様に聖経が年間約4千巻誦げられる。ご先祖様の喜びはいかばかりか。
更に「本尊神霊」の導きを受けて「菩薩の位」に進み私達と共に「顕幽相携えて」光明化運動をするようになる。ここが霊牌供養の特筆すべきところです。先程の「素晴らしいところへご案内ありがとう」の言葉が分かってきます。
そして、「高級霊が光明の念波を乱れた念の世界に送って暗黒の念波を中和し」(『生命の實相』21巻58頁)とありますように、高級霊(菩薩)として霊界から私達に、地球温暖化の現代社会やウクライナ・ロシアをはじめ世界に光明念波を送る。子や未来世代に大調和の世界が開かれてゆく。こう考えると顕幽相携えて「未来を開く」先祖供養と言えませんか。
この夏の「青少年まなびの広場」、そして霊牌による先祖供養、共に「未来を開く」行事として盛り上げるのは現世代の私達の役割です。光明化運動に「定年」はありません。大いに推進して参りましょう。
「素晴らしい所へご案内ありがとう。」ご先祖様のみならず、青少年の内なる声も聞こえてきそうです。