新天地
新天地 2023年6月
教化部長 各務 洋行
神想観で神様レーダーに波長を合わす
皆様、紫陽花も鮮やかに咲きはじめていますが、ウクライナと世界の平和の為、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り(新バージョン)」を実修下さっています事、厚く御礼申し上げます。
さて、5月の連休は両親のいる名古屋へ家族大集合しました。東京から妻と子供2人(もう1人長男は仕事で来れず)、山口県から車で長女一家5人(夫婦と孫3人)来ましたが、まぁ賑やかで賑やかで。
孫は3歳の双子(男女)と1歳4ヶ月の女の子、双子は「キャーキャー」と走り回り、お世話は楽しいながらも結構な重労働。
また、しゃべりはじめて初対面だったので「じいじ」と呼ばれて「嬉しいような嬉しくないような」(もうそんな年齢かと)複雑な心境でした。毎年の恒例になりそうで楽しみが増えました。
そして連休明け、5月から新たに教化部でお祈りを始めました。教化部に着いたら先ず屋上に上がって「造化の三神」の御札を立てて、『六章経』(2つを交互に1つのお祈り)と『大自然讃歌』の読誦。この先ここに「造化の三神の祠」を設置して「石上げの御祭」を実修していきたいと計画しています。(祠はクラフト倶楽部で製作依頼中:担当・樋上)
次に5階の祈りの間に行き、唱名して祈願(実相円満誦行)しています。 この2つの行は前任地の奈良教区時代から行っており、私としては1つのルーティーン(日課)となっていました。
神様と繋がって1日のスタートが出来ること、とても清々しく嬉しく思っています。その神様と繋がることについて、私はかつて次のような指導をした事があります。
もう25年ほど前(平成10年頃) の愛知教区の練成主任時代のこと。
練成会に参加された40歳代半ばの白鳩会N支部長が個人指導で、「私はこの練成会で問題が解決しなければ、生長の家を辞めます」と言われました。
事情を聞いてみると、夫が独立したが仕事がうまくいかず、自分が働きに出ている。次第に不平不満がたまり、良人とはもう離婚するという。生長の家の支部長なのにうまくいかない。だからこの個人指導で解決しなければ、良人と離婚して生長の家も辞めると言う。
私には、ピンと来ることがありました。そこで「あのう、神想観はやっていますか」と聞くと、「そんなの忙しくて出来ません。朝起きたら、良人と子供たちの弁当作って私も急いで仕事に行く」と言われる。
私は「そうですか。では時間はいつでもいいですから、招神歌、世界平和の祈り、光明思念の歌だけやる、というのはどうですか」と話しました。するとN支部長は「それなら出来ます」と答えられました。
そこで更に「そうですか、では早速帰ったら実修してみて下さい。そして来月またこの練成会に来てください」と言いました。N支部長は「分かりました」とその日の練成会を受けて帰っていきました。
それから約2週間後、講習会推進講演会に出講するとそのN支部長さんがいて感動の涙を流している。私は「ははぁ、これは神想観しているな」と思いました。
翌月、N支部長は笑顔で来られました。「各務主任、神想観出来ました。10分15分で出来るんです。そうしたら嬉しくて嬉しくて、良人とも仲良くなりました。支部長もやります」と大変元気になられました。その後の講習会も支部長として力強く推進されてました。
このように短い神想観でも効果が大きいと分かります。このやり方は青年会時代に先輩から教わったことで、私もこれで神想観が続くようになりました。その神想観について、『神と偕に生きる真理365章』(300頁)には次のように書かれています。
「神から神の計画を成就するよう委託されている私たちは、神からその計画の進行過程が正しい軌道に乗るように、常に神想観を実修して、神からの指導霊波に波長が合うよう、自分の心を調律しておく必要があるのである。生長の家に会員となっていても躓(つまず)くのは、神想観の実修を怠って神からの指導霊波を受けるレーダー装置がくるっているからである。」
N支部長が「白鳩会支部長なのにうまくいかなかった」のは、「神想観の実修を怠って神からの指導霊波を受けるレーダー装置がくるっていたから」なのですね。
結局、神想観を行うことによって支部長として力強く運動が出来、また良人とも調和を取り戻した訳です。光明化運動の展開は、神の子の自覚如何と分かります。
ならば皆さん、是非、神想観を励行して神様レーダーの受信装置を整え、指導霊波をしっかり受信しようではありませんか。そして委託された神の計画「神・自然・人間が大調和した世界」現出を成就してゆく。きっとN支部長のように、自分の運命も良くなること間違いありません。