新天地

新天地 2024年2月


教化部長 各務 洋行 “社会貢献”でいのち響かせ、“救い”から“天の使い”を現す
  皆様、日が少し伸びて梅の花も咲き始めていますが、ウクライナや中東をはじめ世界の平和を願い、日々『人類同胞大調和六章経』『万物調和六章経』読誦、「世界平和の祈り・新バージョン」を実修して下さっています事、厚く御礼申し上げます。

 さて今年の元日(16時10分)、私は東京で家族とゆっくり過ごしていたら揺れ出した(震度3程)。
 それは能登半島で震度7の大地震でした。建物は倒壊、更に津波や火災等によって広い範囲で大きな被害が発生し、亡くなられた方は232人、不明者は22人、避難者は16,000人以上になっています(1月21日現在)。これら大勢の人々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げますと共に、一刻も早い復興をお祈り致します。
 その為、生長の家として被災者支援募金をします(1月18日〜3月31日)。

 その募金について『新版 真理 第2巻 基礎篇』には次のように書かれています。「貨幣は乗物でありますから、吾々がそれに乗せるものによって幸福をも運ぶし、不幸をも運ぶのです。金が出来たために堕落した人は貨幣と云う乗物に不幸を乗せて運んだのであります。災害地に金を送るのは貨幣に乗せて幸福を運んで行くことになります」(「同書」26頁)

 私達に今出来る支援はこの募金で「幸福を運んで行くこと」ですね。教化部に募金箱を設置しましたので、また組織でも呼びかけますので、皆様よろしくお願い致します。
 その募金について、実は1月6日の「青少年まなびの広場」小学生の部で、次のようにお話ししました。「お年玉で募金するといいよ」と。すると、ある小学生が「お年玉では募金しない」。私は「えっ!」「だって千円札だもん」と言い、それから「でもお小遣いでする」と言いました。私は「偉いなあ」ととても感心しました。
 すると、他の小学生も募金について「二百字日記」に書き、お父様(増田幸隆さん)が代理投稿。「ぶちょう先生のおはなしをきいてすぐにお年玉をぼ金しました」と書かれているではありませんか(小一男子)。
 上の子2人も「まなびの広場」に参加してそれぞれ「お年玉」を募金したと言う事です。もう本当に兄弟3人揃って素晴らしい。それもお年玉で。

 更に今回の地震で子供達の友達の親戚の方が亡くなり、長女は「自他一体の四無量心の祈りが大切だよね。自分の事のように思える心を大切にしたいよね」と話したということです。
 お父さんは「生命学園で学ばせて頂いているお陰でこのような言葉が自然に出るようです」と語って、幼児、青少年が真理に触れる素晴らしさを感じます。

 また、お父さん(増田幸隆さん)は言います。「聖使命会費も自分たちのお小遣いから少しだけ毎月払っているのですが、それに加えてP4U活動の募金活動を呼びかけたり一汁一飯募金もしたいと言っております」
 なんと小遣いから聖使命会費も。更に他の募金もしたい…。子供達が世界に幸福を運んでいる。もう素晴らしいを通り越しています。(FB「大阪教区・会員ネットワーク」1月9日より)
 生命学園や「まなびの広場」等で教えを行ずると、このような神の子さんが誕生するのですね。
 (次女も総裁先生の【隠れ句クイズ(23)】で大人に混じって全国5人に選ばれた(1月23日)「冬晴れで私も見てと梅一輪」:感性豊かです・各務)

 その小学生の「まなびの広場」、午後は電車で「枚岡神社」に移動して山に登り「石上げ」を実修、その後は下山して梅林で「P 4 U・凧揚げ」をしました。ウクライナカラーの凧が青空に映えて、きれいだねと皆で喜んでいると、側にいた若いカップルの男性が「凧揚げしたい」と参加されました。しばらくして凧の糸が絡んでしまい、大谷みなみさんが外していると「何の団体ですか」とその男性が聞いていたので、大谷さんは「生長の家です。上本町に教化部がありますよ。今日は小学生のまなびの広場でウクライナの平和を祈っているんです」と教えました。男性は「すごく良い活動されてますね。楽しかったです」と話され、その後の「写真撮影」も入ってくれました。
 「生長のいえーい」「ウクライナに平和を」と一緒に唱和。帰る時、待っていた彼女に「ウクライナに平和をって言ったんやで、参加出来て良かった、凄く良い体験になった」と話されていました。

 まなびの広場で行じ、世界平和に行動する事で青少年(大人含む)の「いのち」が他に響いて賛同者が出て来たのでしょう。やはり「人間はおのおの地上天国建設のために選ばれる、天の使いであるのだ」(『生命の實相 頭注版 第14巻 倫理篇 下・教育篇』 180頁)とあらためて感じます。

 今年度は、この平和増進のP4U活動やオープン食堂、上記募金など、他の為の「社会貢献」活動が運動の中心になってきます。暮れに行った海岸清掃もそうですが、春には植樹や河川清掃なども行ってゆきます。
 日常の倫理的生活とともに教区で展開して周囲に「いのち」を響かせる。そして縁のあった人を救いに導き「天の使い」を現出してゆく。これが今年度からの光明化運動です。そしてまた、その「救い」については、谷口清超先生のヒューマン・ブックス9『善意の世界』に次のようなお話しがあります。

 『昭和四十二年のこと、高知県で中高生見真会があった。ある中学生(三年)が「親に感謝出来ない」と個人指導を受ける。「父に母以外の女の人がいて、近所で評判になるほど毎日大げんかする」と打ち明けると「合掌して父を拝む」ことを講師が丁寧に指導する。「帰ったら実行する」と決意。そして帰宅して開口一番「お父さん、お母さん、有り難うございます」と言おうとした途端、家では父母が大げんか。「とても出来ない」と思っていると父が母をぶん殴ろうとしたので、パッと父の前に出て突き飛ばした。父はカーッとなって棒きれで殴りかかろうとした。その時「合掌するのは今だ」とひらめき、その場で正座合掌して父を拝んだ。「お父さん、有り難うございます。お母さん、有り難うございます」と念じていると、棒が振り下ろされない。目を開くとお父さんは涙を流して泣いている。「お父さん」と父の胸に飛びついた。するとお母さんも飛び出し「ゆるして」と泣きながらわびた。こうして親子三人和解して、父は女性と別れ近所で評判に。そして妹も含めて教えを行ずるようになり、全員聖使命会員になった』(「同書」98〜105頁要約)

 やはり行ずると救われますね。そして聖使命会員・天の使いにもなる。生長の家はこの流れで広がってきました。「社会を救う(社会貢献活動)」、そして「人を救う」、そこから「聖使命・天の使い」が現れてくる。きっと凧揚げの青年のような人が集まって、そして小遣いを募金、四無量心を祈るような次代を担う「天の使い」が誕生してくる。それを実現するスタートの年として参りましょう。

 

 

 

生長の家 オープン食堂(2月25日(日))開催のお知らせ

オープン食堂メニュー 野菜 大阪教化部、生長の家オープン食堂を2月25日(日)に開催いたします。  日時:2月25日(日)11:00〜13:00
会場:生長の家大阪教化部本館1F
奉納金:1口50円2口以上随意  です。

どなたでもお気軽にお越し下さい!!

 

 

 

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