真理への道はただひとつ
「人間は神の子だ」ということである

千葉の灯(せんようのともしび)2023年 8月

誌友会の開催に備えて“光の拠点”誌友会!

教化部長 三浦 晃太郎
教化部長 三浦 晃太郎 「対面による誌友会」が、いよいよ始まります。
 新型コロナウィルスの感染症が「5類」(季節性インフルエンザと同じ扱い)に引き下げられ、生長の家の各種行事が、従来のネットフォーラムに加えて、対面により行われることになりました。
 今後の“待ち遠しい誌友会”の開催に備えて、「誌友会開催の意義」について、より一層理解を深めたく考えます。

 「生長の家の運動の歴史は、そのまま誌友会場の拡大の歴史である」と言われています。まさに誌友会は、人類光明化運動・国際平和信仰運動、“自然と共に伸びる”運動を推進して行くための極めて重要な“光の拠点”であります。
 生長の家のみ教えは“人類の福音”です。私たちの人生は、心に何を思い何を信ずるかによって、まったく異なる道を歩むことになります。誌友会を毎月継続して開催し、生長の家のみ教えを、自己の“生活信条”として生きる人々を増やしていくことによって、光明化運動は確実に進展します。常に“信仰の絆”で結ばれた同志を拡大していくことが肝心であります。

 谷口雅春大聖師は、“聞法の勝機を隣人に与える”こと、すなわち生長の家の説く“人間・神の子”「万教帰一」の真理を知らせる機会をつくることの大切さについて、次のようにお説きくださっています。

 『(前略)本当の布施は財物を施すよりも真理を施すことにある。自分が真理を聴聞することによって常にそんなに有難い状態になり得たのであるとするならば、自他は一体でありますから、出来るだけ多勢の人に真理を聞かせて上げたいという気持になるのが当然であります。だから真理を聴聞し得る有りがたい因縁を人々に結んであげるようにしなければならない。それをすることが自分自身の魂に功徳を積むことになるのです。聞法の勝機を隣人にわかち与えることをわすれて、「自分だけ救われたらいい」と言う考えが先に立って、誌友会に集まる人が多く、それは所謂る“常連”と云うので、同じ顔がいつも並んでいて、新しい人は一人もいない誌友会や最寄り会が往々にある。(中略)この世界には「与えよ、さらは与えられん」の法則があることを忘れてはなりません。一番自分が功徳を得る道は「先ず与える」ということにあるのです。ですから、そう云う「自分が功徳を得よう」というような心でなしに、人を救けようという心で、どんな人でも一人でも二人でも誌友会に連れて来て、毎月一人でも二人でも必ず救わずにはおかないと云うところの念願をたてると云うことが必要なのであります。これが菩薩の発願であります。(後略)』(『生長の家』誌昭和38年4月号より)

 誌友会には、次のような大きな役割があります。

  • ◆誌友会は、普及誌の愛行先や、講習会をはじめとする各種の行事の参加者が、身近なところで、生長の家の説く「人間・神の子」「万教帰一」のみ教えを学ぶことができる絶好の機会です。
  • ◆誌友会は、生長の家を知らない人々にみ教えを伝える場であると同時に、会員同志の横の結びつきをより強固にしていく場でもあります。聖典等を読むだけでは理解できない事柄について質疑応答を行ったり、真理の実証である体験談を発表したりして、相互に信仰を深め合うことができる誌友会は、新しい人々に、また親しい人たちに、生長の家のみ教えを伝え、光明化運動を推進していくための“伝道の母体”であります。
  • ◆また誌友会は、開催する側が主体者としての意識をもって、明るく、楽しく開催することが大切です。何故なら参加する人たちは、会場の明るく楽しい雰囲気に魅力を感じて集まってくるからであります。商売が繁栄している店舗には、明るく前向きな勢いのある雰囲気があるものです。あの誌友会に行けば、「喜びが湧いてくる」「何故か心が落ち着く」「真理を学んで自分が成長できる」等の雰囲気が会場に満ちているとき、人々は必ず集まってきます。

誌友会 光明化運動を確実に進展させていくためには、誌友会を毎月定期的に開催することが最も重要です。明るく、真理に満たされた誌友会が、定期的に開催されている白鳩会支部誌友会や相愛会誌友会は、間違いなく発展します。
 さらに千葉教区の重点方針である「誌友会の拡大・充実」とともに、「壮年層、青年層等の後継者の養成」を、とりわけ「幼少年の育成」が喫緊の課題との認識で、粘り強く取り組んでいただきたく考えます。そのためには、白鳩会、相愛会等の各単位組織の長が、誌友会の運営全般について、一緒に考え相談しながら、共に光明化運動を推進する人を、いわゆる“相棒”をつくることが大切です。

 皆さん! “待ち遠しい誌友会”の開催をめざしましょう。楽しく充実した誌友会とするために、最善を尽くしましょう。

 

信仰のよろこび

白鳩会顧問 矢橋 徳子
白鳩会顧問 矢橋 徳子 札幌、雪国育ちの私が船橋に来て、44年になりました。
 生長の家二代目で、当時主人の母は総連会長、谷口雅春先生の講演会では中心になって活動したそうです。
「お給料の十分の一は人のお役に立てましょう」と言われて、生長の家は社会のお役に立つ素敵な奉仕団体くらいに思い、私は聖使命会に喜んで入会しました。

 当時両親は燃料店の経営の傍ら、舅は神社やお寺や地元の世話役を担い、姑は商売を支えながら、笑顔を絶やすことなく輪読会、本配り、神想観の会を開き、訪れる方々は使命感に溢れ、生き生きと明るく愛行される姿は素晴らしく生長の家が大好きになりました。

 「ご主人が泥棒しに行くと言ったら、風呂敷を持って一緒に行くのよ」こんな夫婦調和のたとえ話で、自他一体の深い真理に気付き、母から頂いた宝物は、「中心帰一」・「第一のものを第一に」という真理の言葉です。
 その母は昭和63年の初め、62歳で卵巣癌で他界、病気知らずの母の闘病期間は半年、アッという間の事でした。この時主人は35歳でした。家族中が母の存在が大きく、それからも悲しみは長く続き、み教えの善のみ、光のみを観ることを学ぶ試練の日々でした。私は母親教室を続け、後に支部長となり、子供たちが成長する中で、生命学園、対策部のお手伝いをさせていただくようになり、また講習会、教区大会の接待のお役も頂き、白鳩の見本のような愛と慈悲の心で奉仕される、愛の天使の先輩方に学びながら何度もお役を務めさせて頂き、それは貴重な経験をさせていただきました。

 平成30年(2018年)9月の千葉・茨城教区合同開催講習会は台風の為、時折雨と風、洪水注意報が出ていた状況でしたが無事に開催され、この時、機関紙『生長の家』に谷口純子先生は「自然と調和した生活の大切さをより切実に感じる機会となりました」と述べられています。
 両総裁先生は今日までCO2排出による温暖化、家畜への穀物飼料の過剰な使用、森林伐採、輸送によるCO2排出等の問題を示され、自然から受けているすべてに感謝し、無駄にせず、物の命を生かす生活を実際に示され、私達は身近な所、出来る事からと、多くのことに気付かされます。

 令和2年(2020年)3月以降、コロナ禍により10月開催も中止でした。配信動画・フェイスブックで両総裁先生のご講話を拝聴していますが、今年5月を機に対面の行事も徐々に再開され嬉しいです。ご縁を頂いたKさん、Wさんは支部長をされていましたが、高齢で一人暮らし、ネットが出来ないので、我が家から先祖供養祭、ネットフォーラムへ時々参加します。今年はKさんと『日時計日記』に毎日『ひかりの言葉』の臨書を、先日は「よろこびの祝福録」に幸せになってほしい家族の名前を一緒に記入し祈ることにしました。地元の信徒さんと行を一緒にすることで、私の方が生かされていると感じます。

 先日一年生になった孫が来て、ドアノブに掛けてある「ありがとうございます」の短冊を見て、「すごい!」と言います。うさぎの絵がすごいと思ったのか、文字をすごいと思ったのか不明なのですが、子供の直感力に感心します。壮年の方ともオンラインで研修版をしてきましたが、これからは対面の誌友会もお勧めします。生長の家を伝えてくれた母のように、私も白鳩の愛、まごころを、「神の子人間」のみ教えを次の世代を担う人に一人でもいい、繋げたいといつもご恩返しの気持ちと共に祈っています。「中心帰一」・「第一のものを第一に」を生活にこれからも現してまいります。