紀元前五千年頃、メソポタミア、エジプト、インド、黄河流域、南米大陸など世界で花開いた太陽巨石文明。そこでは、神と自然と人間が共生し、太陽神話や英雄物語が生まれ、陸に海に世界を自由に往来する人々がいたという。そして日本も、近年の三内丸山遺跡の発掘や、ペトログリフ(岩刻文字)の発見などにより、その文化連鎖の一環を形成していたことが次第に明らかにされつつある。太陽巨石文明の真の姿を解明し、日本の中に今でも生き続けている太陽信仰と日本文化のルーツを検証。世界と日本を結ぶ、注目の古代文明論。
【目次より】
序章 三内丸山遺跡と「その時、世界は」
第1章 文明の起源と謎の太陽巨石文明
第2章 環太平洋地域の巨石文明
第3章 日本に甦る世界最古の文明
第4章 文明のカオスと宗教時代
第5章 日本古代史の再発見
第6章 太陽巨石文明の正統を継ぐ日本文化