一定の深さと距離に沈められたガラスの破片は、長い歳月をかけて輝く小石になるという。著者の人間性を磨いた求道と伝道の半生をガラスの小石に仮託して綴る真実と感動溢れる信仰随想。
【目次より】
ガラスの小石
角の傷んだ柳行李
もう一度「彼」と会いたい
夜の比叡山の草間に光ものは
偽善者になりたくない
涙の使命行進曲
再度の晴れ着
蛙の声を聞く
絵里ちゃんの宝もの
史蹟「寺田屋」で想う
神様から与えられた手
「非連続」の世界
一枚の雑巾
亡母をしのぶグリンピース
「永遠の友」よ有難う!
湖畔の感慨
千草抄
20世紀最後のキリスト様
コマーシャルのような朝の食卓
『窓』だより