このブックレットは、谷口雅宣(生長の家総裁)著『宗教はなぜ都会を離れるか?』の第1章「運動の変化について」と、2014年11月22日、生長の家総本山で行われた「谷口雅春大聖師御生誕日記念式典」での言葉「運動の変化と宗教の使命」(『生長の家』誌2015年2月号に掲載)を収録したものです。
2016年11月、谷口雅宣監修による、「誌友会のためのブックレットシリーズ」第3弾『“人間・神の子”の教えは立憲主義の基礎――なぜ安倍政治ではいけないのか?』が発刊されましたが、本書はそのブックレットの内容や、2016年6月9日に生長の家が発表した「与党とその候補者を支持しない」という参議院選挙に対する教団の方針の意図などを正しく理解していただくために出版されたもの。
本書では、戦後の冷戦時代の生長の家の運動が、その後の世界状況の変化の中で、どのように変わってきたかを解説しながら、教えの周縁部分は時代に応じて変化してきたものの、教えの中心部分は一貫して不変であることが書かれています。
ちなみに本書の表紙イラストは、教えの中心部分を中央の円柱型の矢印で表し、教えの周縁部分をらせん状に巻いた矢印で表し、中心は変わらないものの、周縁部分は多様に変化しながら向上していく様を象徴したものとなっています。
今回、「運動の変化について」を転載するにあたり、統計的な数字を最新データに更新するとともに、本文の活字を大きくし、難読文字にはルビを追加し、持ち運びにも便利なブックレット形式とすることで、多くの人たちに読んでもらえるようにしました。
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【目次より】
はじめに
運動の変化について
人類の環境破壊の歴史
“冷戦”の大きな影響
明治憲法復元に向けて
“政治の季節”の終焉
冷戦の終焉
自然から奪うグローバル化
鎮護国家から世界平和へ
鎮護国家の意味
生長の家の「鎮護国家」
「護国の神剣」は両刃の剣
唯物思想が生んだ地球温暖化
宗教目玉焼き論
“コトバの力”を正しく理解する
コトバの表現は人・時・処で変わる
形は事物の本質ではない
現状の「改善」でなく「転換」のために
運動の変化と宗教の使命
歴史の中で運動を考える
教えの中心は変わらない
【参考年表】
【参考文献】