生長の家は2016年6月9日、夏の参議院選挙に対する生長の家の方針「与党とその候補者を支持しない」を発表しました。
本書の発刊の背景には、安倍政権が、「立憲主義」を軽視し、生長の家の信仰と相容れない政策や政治運営を行ってきたことがあります。このまま安倍政権に政治を任せておけば、政権に都合の良い憲法改正が行われ、独裁政治に陥る危険性があるのです。しかし、それを理解するためには、まず「立憲主義」について学び、生長の家の“人間・神の子”の教えが「立憲主義」の基礎となることを知らなければなりません。本書はそのことがコンパクトにまとめられています。
第1章「“人間・神の子”は立憲主義の基礎」では、「立憲主義」の意味を述べた後、“人間・神の子”の教えは、基本的人権が尊重される根拠になると説明。第2章「立憲主義の否定――安倍政権は独裁への道を開く恐れがある」では、安倍政権が、自ら敵を作り出す安全保障政策を行い、対外危機をあおって国民の支持を得て、民主主義を利用して独裁政治に進む可能性を示しています。一方、第3章「“神の子”の良心に基づく立憲民主主義と平和をめざして」では、民主主義が独裁政治を防ぐことができると確認し、生長の家が目指す国の形を明示しています。
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【目次より】
はじめに
第1章 “人間・神の子”は立憲主義の基礎
1 立憲主義とは何か
2 立憲主義は近代天皇制の根幹
3 立憲主義の基礎となる“人間・神の子”の教え
第2章 立憲主義の否定――安倍政権は独裁への道を開く恐れがある
1 多数者の支持による独裁
2 自ら敵を作り出す安全保障政策
3 緊急事態条項による“内閣独裁”
第3章 “神の子”の良心に基づく立憲民主主義と平和をめざして
参考文献