本書では、戦後の冷戦時代の運動が、その後の世界状況の変化の中で、どのように変わってきたかを解説しながら、教えの周縁部分は時代に応じて変化してきたものの、教えの中心部分は一貫して不変であることが説かれています。
ちなみに本誌の表紙イラストは、教えの中心部分を中央の円柱型の矢印で表し、教えの周縁部分をらせん状に巻いた矢印で表し、中心は変わらないものの、周縁部分は多様に変化しながら向上していく様を象徴したものとなっています。
今回、この「運動の変化について」のご文章を収録するに当たり、統計的な数字を最新データに更新するとともに、本文の活字を大きくし、難読文字にはルビを追加し、持ち運びにも便利なブックレット形式とすることで、誌友会のテキストとして活用しやすいものとしました。会員・信徒の皆様に精読をお勧めします。
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【目次より】
はじめに
第1章 運動の変化について
1 人類の環境破壊の歴史
2 “冷戦”の大きな影響
3 明治憲法復元に向けて
4 “政治の季節”の終焉
5 冷戦の終焉
6 自然から奪うグローバル化
7 鎮護国家から世界平和へ
8 鎮護国家の意味
9 生長の家の「鎮護国家」
10 「護国の神剣」は両刃の剣
11 唯物思想が生んだ地球温暖化
12 宗教目玉焼き論
13 “コトバの力”を正しく理解する
14 コトバの表現は人・時・処で変わる
15 形は事物の本質ではない
16 現状の「改善」でなく「転換」のために
第2章 運動の変化と宗教の使命
1 歴史の中で運動を考える
2 教えの中心は変わらない
参考文献