●人々が表面的な芸術論を繰り返している時、フロイドの鋭い目は作品の深部に根ざす謎を看破した。本書の“異端者の美学”は問題をはらみながらも現代人の文化ペシミズムを超克する道を明示する。
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【目次より】
詩人と空想すること
レオナルド・ダ・ヴィンチの幼年期のある思い出
小箱選びのモティーフ
ミケランジェロのモーゼ
精神分析的研究からみた若干の性格典型
『詩と真実』にみられる幼年時代の一記憶
無気味なもの
ユーモア
ドストエフスキーと父親殺し
改訂版あとがき
索引