都会に偏重した欲望優先のマネー資本主義がもたらしたのは、自然破壊や地方の疲弊、そして、大震災時の生活基盤の脆弱性でした。一方で、豊かな自然の残る里山で、水、食料、燃料など、その土地に眠っていた資産を活かした、お金に依存しない、経済のあり方を探る動きが注目を集めています。マネー資本主義から里山資本主義へ──今、日本の里山に新しい風が吹き始めています。 ・インタビュー 自然とのつながりを取り戻し、自然を生かす里山資本主義とは日本に残る里山(原生的な自然と都市の間に位置する、人の手の入った森や林のこと)に、自然環境や人間関係などの「金銭に換算できない価値」と、多様な資源の活用をはじめとする「金銭に換算可能な価値」の双方を見出し、これらを最大限に生かして、資本主義に足りないものを補うことを目指す「里山資本主義」が、今、注目を集めている。『里山資本主義――日本経済は「安心の原理」で動く』(角川Oneテーマ21)を著し、「里山資本主義」を提唱する地域エコノミスト、日本総合研究所調査部主席研究員の方に、里山資本主義の本質とは何か、利益優先のマネー資本主義偏重の経済から脱却する道などについて聞いた。
●美のステージ 木の温もりを感じ、仏のいのちに触れて仏像を彫る ●自然の声を聴く 野菜から教えてもらっている人として大切なこと ●信仰随想 すべてに感謝し、万事好都合をモットーにして ●コラム 悠々味読(80) 4つの“幸せ因子” ●連載 オーガニック野菜を作る(16) プランター栽培 ミニトマトの作り方 その1 ●連載 今、憲法を考える(6) 抑止政策に必要なもの ●リレーエッセイ 脱原発(48) 未来世代に残すのは、再生可能エネルギーを使った安心、安全な社会 ●特集② 無限力がある 私のターニングポイント 「すべてを神様にお任せしようという気持ちで、旅行業の再建に取り組んでいます」 ●広げよう、いのちの環 感謝の気持ちで生き、患者の心に寄り添う治療を施して(2) (中華民国) ●連載 マイ・ギャラリー 絵と人生(22) 車という移動空間に身を置いた時、心に去来した思いを描いた『誕生』 ●森からのエコルポ(43) 自然のリズムに添った循環型生活の心地よさを伝える ●私のこの一冊 『この星で生きる』 ●Q&A誌上カウンセリング 「執着が強い彼女がうっとうしい」 ●俳壇・俳句への招待 ●絵手紙ぽすと ●読者のページ ●人生の光となった言葉(40) ●マイタウン、マイファミリー 陶芸による手作りの楽しさを伝えたい(岐阜県可児市)