●人も自然も豊かに生きるために
自然を守り、世界の人々の幸せにつながる道がここに。物事の明るい面を見つめ、日々の「恵み」に感謝する日時計主義のエッセンスをあなたに贈ります。
いま、この場所から、自然を大切にし、世界の平和につながる新しい生き方を始めるためのヒントが数多く示されています。著者自身によるカラー写真19点、イラスト4点を収録。
昭和の初め、ある炭焼きがお土産に買って帰った、めったに食べられない「うぐいす餅」に、喜びの声を上げる家族がいました。そして現代、私たちが日常的に買って食べる安価な「バナナ」が、実は地球温暖化と世界の貧困の一因になっています。
ほんとうの豊かさ、幸せとは何なのかと、著者は私たちに問いかけます。
私たちがいま与えられている様々な「恵み」の価値に気づき、感謝して生活すること。それは、自然を壊さず、他の人々から奪わない生き方につながります。日々の生活をより深く、明るく、心豊かに生きるためのヒントが示された、著者の真摯な思いがこもったエッセイ集です。本書はオールカラーで、著者撮影の写真19点、イラスト4点が収録されています。
【目次より】
はじめに
第1章 楽園はどこに
楽園はどこに
煙が消える
運命の“罰ゲーム”
いのちの輝き
目を開けて信じる
うぐいす餅の幸せ
花が風にゆれたとき
心の向きを変えて
第2章 目の前のしあわせ
桜とパン
料理は修行
自分が主役
ブログ始めの記
無為もまたよし
結婚は前に進むこと
ゆっくり歩けば…
目の前のしあわせ
桜月夜
宝の時間
第3章 自然に生かされて
たそがれどき
自然に生かされて
善への布石として
余白をつくる
シンプルな答え
バナナに悩む
良いことができる
第4章 雛祭り
社会の空気
絵本美術館
謙虚で、豊かに
イスラムの女性たち
「平和の日」に思う
幸せな集落
雛祭り
アマゾンの町に生きる
●「はじめに」より
現代の私たちは、あり余るほどの物に囲まれながら、それらの一つ一つに喜びを感じているとは思えません。すでに与えられている多くの恵みの価値を認め、感謝することを忘れているからです。そのような感謝の生活を、生長の家では「日時計主義」と呼んで推奨しています。私自身が日々、そのように生きたいと願うものです。(中略)
本書を開く皆様には、物事の明るい面を見る生活をしながら、自然の恵みを鋭敏に感じ、その営みを大切にし、なお豊かならしめ、未来を生きる人たちに引き継いでいかれるよう、切に念願いたします。