今回のブックレビューは、
*** 『日々の祈り――神・自然・人間の大調和を祈る』
                     谷口雅宣(著) ***
*** 『平和のレシピ』           谷口純子(著) ***

です。内容を一部抜粋してご紹介します♪♪




日々の祈り――神・自然・人間の大調和を祈る

著者:谷口雅宣

神の自己実現としての人生を自覚する祈り (p.143~144)

 神さま、私は今、わが人生のこの神聖な使命を理解し、感謝に満たされています。私は神さまの自己実現である神の子です。私は神さまの御徳である「知恵」を体現しています。私は神さまの御徳である「愛」の実践者です。私は神さまの御徳である「生命」の噴出口です。知恵にもとづき、愛の心によって、生命力を駆使すれば、他への「供給」が生まれ、「喜び」が生じます。他の喜びによって自分にも喜びが生まれます。他への供給は新たな価値の創造ですから、地上の富は増え、自分への供給も増加します。そこには奪い合いや争いはなく、互いの「調和」が実現します。神様の六つの御徳を実現する道が、ここにあります。
 神さま、私は今、あなたの自己実現としての人生の意義を深く感じます。私は、自分に与えられた独特の環境と個性を通じて、「知恵」と「愛」と「生命」を地上に具体的に表現する神の子です。私たち人間の豊かな個性と多様性は、神さまの無限性、完全性が形の世界に現れつつあることを示しています。私はその聖なる道程を、他のすべての人たちとともに、喜びに溢れて歩んでいる神の子です。私は生き甲斐をもって、この人生を「神生」として進んでいくことを誓います。



平和のレシピ


著者:谷口純子

人格を磨くには(p.33~34)

美しく身の回りを整えることは社会的には大切なことだ。けれども、外見上の一時しのぎで達成できることではないだろう。人間の心は、それほど簡単には騙されない。外見のきらびやかさや豪華さを、物質的な富の象徴として見ることはあっても、人格の高貴さや豊かさと結びつける人は、案外少ない。人格の力というものは、外から付け足すことはできず、外見の豪華さとはほとんど無関係だからだ。
 人格は普段の生活がどうであるかという、小さな行いの積み重ねによって作られていく。人に親切をし、社会のためになることをしようと心がけ、実際にそれを行い、また、すべてのものに感謝する生活を続けていると、やがて人の雰囲気に変化を及ぼし、しだいに高貴な人格が形成されていく。日々の生活をおろそかにしないことが基本である。
 このような生活法を、生長の家では「日時計主義」と呼ぶ。日時計主義は人や物事の光明面だけを見る生活だ。人や様々な事柄には“良い面”と“悪い面”がある。そしてほとんどの人の心の傾向は、“悪い面”を心で捉え、文句や非難、否定的な言葉を言いつのることが多い。もちろん、そうでない人もいるが、この傾向は社会に一般化していて、染みついたクセのようになっている。この悪いクセを変えるには、強い意志で物事の明るい面に注目し、良い面をほめたたえ、感謝する生活を実行し、継続していくことが大切だ。