【 人物紹介 】

木下 道雄(きのした みちお)
〈元侍従次長〉
明治20年、東京都に生まれる。明治45年に東京帝国大学法科卒業後、内務省入省。大正13年に東宮事務官兼宮内書記官、東宮侍従となり、以来、宮中にお仕えし、侍従次長(皇后宮大夫兼任)、宮内省御用掛を経て、皇居外苑保存協会理事長となる。昭和49年 死去。著書に『宮中見聞録』(新小説社)、『皇室と国民』(皇居外苑保存協会)など。平成二年に公刊された著者の日記『側近日誌』(文藝春秋)は、大きな反響を呼んだ。