南京事件、731部隊等、国際問題にまで発展した裁判の主要経過を、元文部省担当者が証言し、今日の教育行政と教科書記述の問題点を訴える。
【目次より】
はじめに
Ⅰ.教科書検定制度と教科書裁判
一.検定制度と運用の実態
二.教科書裁判とその進行状況
三.家永氏の立場と調査官の系列
Ⅱ.第三次訴訟の提起と弁護の展開
一.親鸞の講義
二.年貢半減の高札
三.日清戦争下の挑戦の反日抵抗
四.侵略と武力進出
五.南京事件の扱い方
六.南京事件と個性記述的
七.南京事件の記述と教科書問題
八.七三一部隊の全貌
九.沖縄戦における住民の犠牲
十.沖縄戦の記述と教科書問題