釈尊の入滅直前の経典であり、今までの教えを補足した真理そのままの最高の御経である『大般涅槃経』の神髄を、著者は透徹した宗教観をもって現代に甦らせ、詳しく説き明かす。
【目次より】
世尊の臨終將に近し(序品第一)
世尊、實相身を語り給ふ(純陀品第二)
眞實の常・樂・我・淨を知るべし(哀歎品第三)
如來の身は常住不滅なり(長壽品第四)
一切の煩惱を斷ち切る(金剛身品第五)
八種の功徳を備へた説法(名字功徳品第六)
一闡提本來なし(四相品第七)
大乘の戒律をもつて心を洗ふ(四依品第八)
眞の佛の弟子、菩薩とは(邪正品第九)
如來の祕密の藏をひらく(四諦品第十)
…他